賃貸管理会社では、空室物件の状況確認、いわゆる「物確」の電話対応が非常に多いです。

特に、1月〜3月の繁忙期には一日中物確に追われる場合もありますが、売上に繋がるので疎かにできません。

大事な仕事ではありますが、物確の対応のために抱えている仕事を中断しなければならず、営業マンにとっては負担になります。

そこで登場したのが、物件の有無を自動で返答してくれる物件確認自動システムです。

他業者からの電話での物確に音声で返答してくれるので、業務効率のアップ、休日でも対応が可能など幅広いメリットがあります。

今回は、おすすめの物件確認自動システムをランキング形式でご紹介しましょう。

ぜひ参考にしてください。

物件確認自動システムの選び方のポイント・注意点3選を紹介!

物件確認自動システムは、インターネットの発達やAI技術の向上で多くの会社が参入してきています。

音声認識技術もレベルアップしており、返答のスピードも格段に上がりました。

各社それぞれ特徴があるため、どのシステムを選べば良いのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、物件確認自動システムの選び方のポイント・注意点をご紹介します。

物件確認自動システムの選び方のポイント・注意点1.導入するサービスによってタイプは2種類

物件確認自動システムと言うと、AIによる音声対応のイメージが強いのではないでしょうか。

このタイプは、仲介業者からの電話での問合せをAIが聞き取り、物件の有無を自動で伝えます。

導入するシステムによっては、キャンペーンの音声メッセージを追加できたり、内見予約や賃貸の申し込み対応をしてくれたりします。

もうひとつは、インターネットを使ったクラウド方式です。

仲介業者は、インターネット上のサイトにアクセスすると24時間いつでも空室情報を取得できます。

他にも、ポータルサイトへの一括出稿や閲覧数から人気物件を割り出したり、内見の予約数、どの仲介業者が多く閲覧してくれているかといったデータを取ったりも可能です。

物件確認自動システムの選び方のポイント・注意点2.物件確認自動システムを導入するメリット

物確の電話は、多い会社では1日に数百本掛かってくることもありますが、専門の人員を配置しない限り、営業マンが対応することになります。

将来的な契約に結び付くかもしれない重要な作業ではありますが、営業マンにとっては仕事の妨げにもなり、仕事のやりがいの低下、効率が落ちることに繋がります。

物件確認自動システムを導入することで、対応に当たっていたスタッフの人件費削減、営業マンがのやりがい向上、仕事の効率化に繋げることができます。

物件確認自動システムの選び方のポイント・注意点3.物件確認自動システムを導入するデメリット

物件確認自動システムを導入はメリットも多いですが、やはりデメリットもあります。

AIによる音声対応の場合、少数ではありますが、「面倒だ」と感じて電話を切ってしまう仲介業者もいることです。

クラウド方式の場合でも、インターネットに接続しなければならないため、外出先だとアクセスしにくく、敬遠される原因になりかねません。

そのため、他の物件に流れてしまい、契約を取りこぼしてしまう可能性があります。

業務効率という部分では、物件確認自動システムの導入はメリットが大きいですが、細かい対応ではまだまだ人間には及びません。

AIによる音声対応、クラウド方式はそれぞれメリット、デメリットがありますので、自社に適したタイプを選びましょう。

物件確認自動システムのおすすめ人気ランキング5選を徹底比較!【2022年最新】

物件確認自動システム見の導入にあたって、AIによる音声対応、クラウド方式など、どのシステムを使えば良いかは、掛かるコストも違うので非常に悩むところです。

導入で失敗しない為には、それぞれの物件確認自動システムの機能や特徴を比較する必要があります。

次は、物件確認自動システムの機能や特徴を、ランキング形式でご紹介します。

物件確認自動システムおすすめ人気ランキング1.スマート物確

スマート物確は、株式会社ライナフが提供するAIによる物件確認自動応答システムです。

アットホームと業務提携しており、アットホームのATBB(不動産業務総合支援サイト)や賃貸管理システムと連携が可能です。

基本利用料が5,000円~/月と安価なこともあり、大手賃貸仲介会社を含めた幅広い企業で導入されています。

音声認識の高さに定評があり、LINE BotによるLINEでの物件も可能です。

スマート申込、スマート契約、スマート重説、スマート内覧、賃貸管理システムなどの関連サービスを利用すれば、業務全般を見直すこともできます。

スマート物確の公式サイトはこちら⇒

株式会社ライナフの会社概要

運営会社株式会社ライナフ
設立日2014年11月
代表滝沢 潔
本社所在地東京都文京区湯島1-6-3 湯島1丁目ビル 2階
URLhttps://linough.com/

物件確認自動システムおすすめ人気ランキング2.ぶっかくん

ぶっかくんは、AIを使った不動産テックの先駆者である株式会社イタンジが提供する、AIによる物件確認自動応答システムです。

導入拠点数400拠点以上、単月総受電数400,000件以上の実績(2019年8月)があります。

募集状況や入居可能日などのアナウンス設定のカスタマイズが可能で、希望者への自動図面送信機能などの便利な機能もあり、電話受付した反響について、物件の問合せ数、入電者情報、時間帯などデータ化することも可能です。

関連サービスには、内見予約くん、申込受付くん、電子契約くん、電話FAXくん、更新退去くんがあり、オプションをつけることでさらなる効率化も目指せます。

ぶっかくんの公式サイトはこちら⇒

イタンジ株式会社の会社概要

運営会社イタンジ株式会社
設立日2012年6月
資本金3,600万円
代表野口 真平
本社所在地東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー 40F
URLhttps://www.itandi.co.jp/

物件確認自動システムおすすめ人気ランキング3.ES-B2B call

ES-B2B callは、株式会社いい生活が提供する不動産会社向けのクラウドサービスです。

仲介会社は、サイトから空室確認、内見予約、販売図面や必要書類のダウンロードができます。

カテゴリー別の特集やクローズアップ物件の掲載やどの仲介会社が積極的にアクセスしてくれているか、図面のダウンロード数、内見予約数などの確認もできます。

関連サービスのIT重説「ES×MeetingPlaza」などを活用することで、サービスの向上、業務効率化が期待できます。

ES-B2B callの公式サイトはこちら⇒

株式会社いい生活の会社概要

運営会社株式会社いい生活
設立日2000年1月21日
資本金628,411,540円(2021年3月末時点)
従業員数170名(2021年3月末時点)
代表前野 善一
本社所在地東京都港区南麻布5丁目2番32号 興和広尾ビル3F
URLhttps://www.e-seikatsu.info/

物件確認自動システムおすすめ人気ランキング4.ぶっかく自動応答

ぶっかく自動応答は、株式会社いえらぶGROUPが提供する管理業務システム「いえらぶCLOUD」のサービスのひとつです。

仲介会社は電話による自動音声案内に従って、賃料と部屋番号をプッシュするだけで空室の確認をすることができます。

管理業務システム「いえらぶCLOUD」では、全国15,000社が利用するいえらぶの流通システムを活用した空室対策、物件の内見や申し込み対応、入出金の管理といったサービスを利用できます。

ぶっかく自動応答の公式サイトはこちら⇒

株式会社いえらぶGROUP

運営会社株式会社いえらぶGROUP
設立日2008年1月
資本金38,250,000円
従業員数608名
代表岩名 泰介
本社所在地東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル24階
URLhttps://ielove-cloud.jp/

物件確認自動システムおすすめ人気ランキング5.物確.com

物確.comは、メディアマックスジャパン株式会社が提供する働き方改革支援システムで、サービスのひとつに物件確認のクラウドサービスと自動応答システムがあります。

仲介会社はWeb上で募集状況を確認できるだけでなく、電話での自動応答システムでも空室、賃料、入居可能日などの情報を得られます。

他にも、申込自動認識機能、WEB申込機能、FAX送信機能や物件のデータを更新すると主要ポータルサイトへ一括入稿できる機能もあり、リーシング全般の業務改善が可能です。

物確.comの公式サイトはこちら⇒

ディアマックスジャパン株式会社の会社概要

運営会社ディアマックスジャパン株式会社
設立日1996年7月4日
資本金1,000万円
従業員数25名
代表田崎泰如
本社所在地京都府京都市左京区吉田泉殿町1-34 ダイショウ百万遍ビル3F
URLhttps://www.mmj.ne.jp/

おすすめの物件確認自動システムランキングを表で比較

気になる物件確認自動システムは見つかったでしょうか。

分かりやすく表にもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

会社名スマート物確

ぶっかくん

 

ES-B2B callぶっかく自動応答物確.com
サービス内容AI自動応答サービス/クラウドサービス(LINE)AI自動応答サービスクラウドサービス自動応答サービスクラウドサービス/自動応答サービス
オプションサービス(内覧・申込み受付等)
初期費用

要確認

非公開要見積もり要見積もり要見積もり
月額利用費基本料金5,000円~非公開

要見積もり

 

要見積もり要見積もり

お試しサービス

 

公式サイトで体験ダイヤルを公開××公式サイトで体験ダイヤルを公開無料デモの利用が可

まとめ

物確の電話応対は、すぐには利益に繋がらないため、人員の配置に掛かるコストや営業マンへの影響を考えると、業務改善が必要だと言えます。

物件確認自動システムを導入すれば、必要だった人員を他の業務に転換でき、集中して仕事をできる環境を与えることで営業マンのモチベーションアップに繋がるなど、多くのメリットがありますね。

今回ご紹介した物件確認自動システムは、AI自動応答システムやクラウドサービスなどそれぞれ特徴がありますので、ぜひ比較検討してください。