老後の年金対策に向けた資金調達として高齢者に利用者が多いハウスリースバックですが、業者と利用者とのトラブルも多く、一部では怪しいと言う声も多々あるサービスです。

不動産や金融関係をはじめ沢山の会社が参入している分、事業者の悪意ある売り込みや利用者の情報不足が重なって闇と化している部分が多く在りそうです。

そこで今回は、ハウスリースバックの闇と言うテーマでその真相について解説します。

ハウスリースバックが怪しいと言われる原因から具体的なトラブル事例についても紹介するのでハウスリースバックについて疑問を持っている人は是非参考にしてください。

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もし任意売却やリースバックを検討しているなら、1社だけの査定を信用するのは危険です。

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たまたま依頼した会社の査定額が相場より安ければ、本来3,000万円で売れた家を2,700万円で手放すことにもなりかねないのです。

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ハウスリースバックってどんなサービス?

まず、ハウスリースバックとはどのようなサービスであるのかについて解説します。

ハウスリースバックの一般的な流れは、まず所有する自宅(不動産)をリースバック業者へ売却します。

売却された自宅の所有権はリースバック業者に移りますが、元所有者はリースバック業者と賃貸借契約を結ぶことで賃料(リース料)を支払いながら住み続けることが出来ます。

よって、ハウスリースバックを利用すると売却益によってまとまった資金を手にでき、且つ賃料を払うことで元の家に住み続けることが出来る為、高齢者が利用する老後の資金調達に適しているサービスと言えます。

以下で、ハウスリースバックを利用するメリットをまとめました。

  • 売却益によりまとまった資金を確保できる⇒老後の資金調達
  • 賃料を支払うことで住み続けられる⇒引っ越しの心配がない
  • 契約内容によっては将来的な買戻しも可能⇒子供に自宅を残すことが出来る

ハウスリースバックのトラブル事例5選

ここではハウスリースバックのトラブル事例5選、

  • 不動産会社に言われるまま相場より安く売却してしまった
  • リース料が高すぎて支払えなくなった
  • 契約内容を確認しておらず契約更新不可で退去することに
  • 思った通りに買戻しが出来ない
  • 親族への相談なしに売却し相続後トラブルに

について紹介します。

ハウスリースバックの利用でトラブルを回避する為に、まずどういったトラブルが実際に起こるのかを知っておきましょう。

不動産会社に言われるまま相場より安く売却してしまった

ハウスリースバックのトラブルや失敗談で最も多いのは、不動産会社をはじめとするリースバック業者の言い値で相場より安く売却してしまうと言うケースです。

不動産の相場は、一般的な消費財と比較して定価が無い分、素人では相場感をつかみにくい側面があり、業者に言い包められて安く売ってしまうことも珍しくありません。

老後資金を確保する目的とは言え、安く売ってしまうと老後生活に満足な資金を確保出来ないと言う事態にもなりかねません。

ハウスリースバックはその後の家賃の支払いが発生する為、その分を加味して売却金額が妥当なのかも判断する必要があります。

リースバックだけに当てはまることではありませんが、不動産の査定は必ず複数業者に依頼することを心掛けましょう。

リース料が高すぎて支払えなくなった

売却後の家賃に当たるリース料についても、高すぎると後に払えなくなりトラブルになることも多くあります。

家賃についてもエリアによって相場がある為、それより高く設定されたリース料では長い目で見ると生活は苦しくなってしまいます。

特に、持ち家生活が長い人は、家賃をずっと払い続けるものと言う認識が薄く、相場より高い家賃で気づかずに契約してしまうケースは意外にも珍しくありません。

また、売却益がまとまって入ってくると家賃の高さがそこまで気にならなくなってしまうと言う人も少なからずいます。

リースバックを利用する際は、売却額と合わせて家賃はずっと払い続けるものと言う意識を持って判断する必要があります。

契約内容を確認しておらず契約更新不可で退去することに

賃貸借契約には、普通借家と定期借家がありますが、ハウスリースバックの契約は定期借家契約が一般的です。

普通借家契約は、契約更新をほぼ賃借人の意思決定通りに行うことが出来ますが、定期借家では満期が来ると更新は所有者の判断次第となります。

よって所有者が退去を希望した場合は、原則として退去しなければなりません。

リースバックの契約内容を確認する際は、まず普通借家か定期借家かの確認をして、定期借家契約の場合は、更新の有無について予め確認しておきましょう。

基本的にリースバック業者は、所有者としてのリスク回避として定期借家契約に定めています。

リース料の滞納等、賃借人側に落ち度がない限りは契約更新、若しくは再契約が出来るか確認し、それが難しい場合は、普通借家契約を希望します。

仮に契約内容に満足が出来ない場合は、絶対に無理して契約してはいけません。

思った通りに買戻しが出来ない

リースバック契約は、売却した際の売却金額と同程度のお金を支払うことで買戻しが出来る契約ですが、民法では買戻しの期間が10年と定められています。

それ以上になると特約扱いになりますが、将来的に買戻しを希望する場合は、買戻し可能な期間を必ず確認しておきましょう。

契約内容で買戻し期間を確認していないと後々のトラブルに発展する可能性が高くなります。

特に買戻しをした自宅を子供に相続したい等、特別な理由がある人は、契約内容に記載があったとしても業者にしっかり確認し、意思表示をすることが大切です。

親族への相談なしに売却し相続後トラブルに

ハウスリースバックは自宅を売却する為、親族に相談することに抵抗がある人も少なくありません。

ただ、将来的な相続人になり得る自分の子供をはじめ親族への相談なしにリースバックを利用すると後々のトラブルに発展する可能性があります。

仮に自分の子供が将来的に自宅を相続することを希望していた場合、何の相談もなくリースバックを利用していたとすると契約内容によっては買戻しが出来ない可能性もあります。

仮にリースバックを利用する本人も相続人となる親族も自宅の処分にこだわりがない場合でも相談することで回避できるリスクもあります。

リースバックを利用する際は必ず親族への相談を徹底し、出来れば契約内容についても一緒に確認することを強くおすすめします。

ハウスリースバックで起きるトラブルの「原因と対策」4選を紹介

最後にハウスリースバックでトラブルが起きる4つの原因と対策、

  • 買取り業者1社への依頼は絶対NG!必ず複数業者へ査定依頼をする
  • 業者任せは命取り!必ず自分でリサーチする努力を
  • 契約内容は必ず確認!定期賃貸借の期限にも注目
  • 親族には必ず事前相談・事後報告の徹底を

について解説します。

ハウスリースバックの闇とはよく言われますが、実は利用者側の努力によって防止出来るトラブルがほとんどです。

ハウスリースバックの利用に不安を感じている人は、最後にここでの内容をしっかり理解しておきましょう。

買取り業者1社への依頼は絶対NG!必ず複数業者へ査定依頼をする

買取り金額のトラブルは、依頼業者が少ないことが原因のほとんどです。

ハウスリースバックだけではありませんが、不動産の査定で1社だけは絶対にダメです。

先述したように不動産は定価というものが存在しない為、素人では相場の判断が難しい現物資産です。

固定の業者だけに依頼したのでは、その業者の言い値で契約するしか無くなりますので、良い条件で契約出来る可能性はかなり低いです。

今では昔と違って査定を出すにしてもネット上から便利に行うことが出来ますので、面倒に思わずに出来るだけ多くの業者に査定を依頼しましょう。

またリースバック業者を判断する際は、査定した売却額やリース料だけでなく賃貸借契約の更新内容や買戻しについて等、総合的に判断することを意識してください。

業者任せは命取り!必ず自分でリサーチする努力を

「相場通りの買取り金額って聞いたけど全然安く売ってしまった」、「買戻し期間が10年とか聞いてない」

そんなトラブルの原因は、利用者のリサーチ不足も原因の一つです。

例えば、査定依頼を複数業者に行うのは当然ですが、必ず自分でも相場のチェックをしておきましょう。

相場のチェックをすることでリースバック業者の営業が言うことを鵜呑みにすることなく自分自身でも判断する力が付きます。

相場のチェックは、「スーモ」や「ホームズ」等のポータルサイトから簡単に行うことが出来ます。

自宅近くのエリアで絞って物件を検索すると現在市場に出回っている物件が多数出てきますので、それを参考にしてください。

契約内容は必ず確認!定期賃貸借の期限にも注目

契約内容についてのトラブルの原因はほとんどが確認不足です。

契約時に業者側から契約内容の確認を受けますが、必ず全て確認することを意識しましょう。

定期賃貸借の条件や期限等、大切なところに注目することはもちろん、内容全てに目を通し分からない点は、必ず業者に質問することが大切です。

契約内容で不明な点を質問することは、業者の信頼性を判断することにもつながります。

あまりに説明が適当である業者であれば契約をやめることも選択肢として頭に入れておくことをおすすめします。

親族には必ず事前相談・事後報告の徹底を

ハウスリースバックは、自宅と言う今まで築き上げてきた大切な資産を利用する契約である為、親族への事前相談から定期的な報告まで徹底しておきましょう。

特に利用前の相談は必ず行うことをおすすめします。

自宅をはじめ不動産と言う資産に対する考え方は同じ親族でも全く異なることが非常によくあります。

相談することでその後の処分を話し合う機会にもなりますので、ハウスリースバックを検討する際は、親族への相談を徹底し、今後どうするかのすり合わせをしておきましょう。

まとめ

今回は、ハウスリースバックの闇と言うテーマでハウスリースバックが怪しいと言われる原因から具体的なトラブル事例について解説しました。

ハウスリースバックは怪しいサービスと言う人もいますが、今回解説してきたように利用者側に問題があるケースも実は沢山あります。

ハウスリースバックを扱う業者は一般的に不動産会社が多いので、業界的なイメージから闇と言われている面もあるのかも知れません。

一部では業者側に悪意があるトラブルも実際に存在する可能性はありますが、多くのトラブルは、利用者側でも対策をすることが可能です。

自宅と言う大切な資産を有効に活用する為にもハウスリースバックを利用する人は、今回の内容を参考に後のトラブル防止に役立てて欲しいと思います。