今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、オートロック付きマンションでの置き配を実現する「置き配 with Linough」を運営している株式会社ライナフ様です。

マンションのエントランスに専用のスマートロックを設置することで、不在の場合や宅配ボックスが満杯の場合でも、配達員がお部屋の前まで荷物を届けてくれます。

物件の価値を高めたい不動産会社の方やマンションオーナーの方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。

オートロックマンションでの置き配を実現する「置き配 with Linough」の公式サイトはこちら⇒

株式会社ライナフ様へのインタビュー内容を紹介します

それでは早速、「株式会社ライナフ様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず最初に、置き配 with Linoughの概要について簡単に教えていただけますか?」

置き配 with Linoughはマンションにエントランス専用のスマートロックを設置することで、配達物を持った配達員が集合エントランスを解錠し、各居室まで荷物をお届けできるようにするサービスです。

ネットショッピングでの配達方法を「置き配」に指定した場合のみ置き配は実施されますので、置き配を希望されない入居者様に関しては従来の配達方法でお荷物をお届けします。

物件の入居者様にとっては直接配達員に対応する必要がなく感染症の対策にもなる上、不在時や打ち合わせ中など手が離せない時にも荷物を受け取ることができるので、宅配の利便性が高まります。

置き配 with Linoughを導入している物件の入居者に実施したアンケートによると、宅配ボックスが設置されているにもかかわらず再配達を経験した方は80%以上おり、次も置き配対応している物件に住みたいと感じる方は92%いました。

宅配ボックスを設置する場所や費用がなくとも、初期費用・月額費用を全て無料で利用できます。

さらに、当社のエントランス用スマートロック「NinjaEntrance」によって、内覧時の鍵対応を遠隔で解錠可能にする各種エントランス操作をオプションでお付けすることもできるので、不動産管理会社様やオーナー様にとってもメリットが多くあります。

大規模工事の必要もなく、数時間程度の簡単な工事で設置が可能ですので、すでに入居されている物件への導入も手間がかかりません。

Q2. 「株式会社ライナフ様は設立から6年以上経っていますが、置き配に関する事業をスタートしたきっかけ・経緯は何ですか?」

近年ECサービスの成長に加え、コロナ禍での生活様式の変化も相まって宅配の数が急増しています。

2017年頃からの「宅配クライシス」でも問題になっている通り、 通販市場とニーズの拡大により、再配達問題やCO2排出量増加による地球温暖化などの懸念が高まっています。

また一方で、宅配ボックスが満杯になっていたため予定どおり荷物を受け取れず、再配達手続きを行う手間や再配達を待つ時間が無駄になってしまうなど、受け取り側にとっても不便な点が多数ありました。

これらの社会課題の解決やユーザーの利便性向上を図るため、当社が開発するスマートロックを応用し、安全な「置き配」を導入・普及させる取り組みを開始しました。

この取り組みに賛同いただき、東急住宅リース様、Good不動産様、三菱地所グループのHmlet Japan様などに早速ご利用いただいています。

ほかにも不動産会社様やオーナー様から多数お声をいただいており、不動産業界での置き配の注目度が高まっていると感じます。

Q3.「セキュリティ技術について、具体的にどれほどセキュリティは強化されますか?」

マンションにお届けする荷物を持った配達員のみが一時的に入館を許可され、置き配が実施された際のエントランスの解錠履歴は全て記録されます。

また、配達の際入居者様はドアを開けて対応する必要もないため、一人暮らしの方や女性も安心してご利用いただくことができます。

Q4.「機器や取り付け作業、メンテナンスの費用が無料とされています。他にどのような費用がかかりますか?」

初期費用、月額費用、工事費用などは全て無料です。

また配達荷物に万が一のことがあった場合も、例えばAmazonの場合は保障を用意しているので、入居者様は安心して置き配を利用できます。

Q5.「ライナフ様はすでにスマートロックなどのサービスも豊富です。置き配と組み合わせたセキュリティ強化のパッケージなどはありますか?」

管理会社様向けに、内覧予約をWebで一元管理できる「スマート内覧」と住宅用スマートロック「NinjaLockM」を組み合わせ、内覧の際の鍵渡しや予約管理などの業務効率化を実現するサービスを提供しています。

スマート内覧で期限付きのデジタルキーを発行できるため、仲介会社様に物理鍵を貸し出しする手間がなくなり、鍵を複製される心配もなくなります。

内覧情報の分析も行うことができますので、セキュアな内覧を運用しつつオーナー様への新しい提案や営業戦略の構築にご活用いただけます。

Q6.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」

新型コロナウイルスの長期化によって、通信販売の需要は急拡大しています。

宅配物の総量は増加し続け、まもなく50億個/年を突破する勢いだとも言われています。

物流の課題になっているのが「物流のラストマイル」、つまり、入居者に荷物が受け渡される最後の一歩のところ。

再配達率は、在宅勤務によって低下したものの、未だ再配達にかかる労働力、また環境面での負荷は続いています。

引き続き、当社は不動産会社様、配送会社様と協力・連携していきながら、安全な置き配の普及を押し進めていきます。

株式会社ライナフの会社情報

会社名 株式会社ライナフ
所在地 東京都文京区湯島1-6-3 湯島1丁目ビル 2階
代表取締役社長 滝沢 潔
公式サイトURL

https://linough.com/

最後に

今回は、「置き配 with Linough」を提供している株式会社ライナフ様のインタビュー記事を紹介しました。

オートロック付きマンションの欠点を見事に解決し、スマートロックならではの魅力まで付加された非常に魅力的なサービスですね。

今後も宅配物の増加に合わせて、さらにサービスを拡大していくのではないでしょうか。

今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクから置き配 with Linoughの公式サイトをチェックしてみてください。

置き配 with Linoughの公式サイトはこちら⇒

株式会社ライナフ様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!