投資家歴10年の個人投資家。ベンチャー企業の役員も務める。慶應義塾大学在学中に株式投資を始め、米国から新興国まで含んだ世界中の株式投資、債券、不動産、コモディティまで幅広く運用中。
2014年から不動産中古ワンルームマンション投資、2017年からロボ投資、2018年からソーシャルレンディング、不動産投資クラウドファンディングも開始し、現在も継続中。
これからマンション投資を検討している方は、まず購入するのではなく、セミナーに参加しましょう。
マンション投資は経営判断が求められるビジネスであり、知識もなく安易に始めてしまうと失敗してしまう要因となるでしょう。
セミナーに参加することでマンション投資の基礎知識だけでなく、投資家同士から学べることもたくさんあります。
本記事では、マンション投資セミナーに参加する2つ理由と、得られる3つの情報を紹介します。
マンション投資初心者の方は是非参考にしていただき、セミナーに参加してみましょう。
目次
マンション投資セミナーに参加する理由2選
マンション投資セミナーに参加する理由はたくさんありますが、主に2つのメリットがありますので紹介していきます。
マンション投資のプロから学べる
マンション投資をこれからは始められる方の多くは、本業をされている方でしょう。
そのため、自身で勉強する時間も少なく、情報を集めるのも至難の業です。
しかしセミナーに参加することで、専門家やプロの話を直接聞くことができ、自身の不動産知識に反映されることでしょう。
不動産投資のセミナーをされる方は、数多くの不動産に関わってきた実績ある講師が多いです。
買い手だけでなく、売り手側の考えや気持ちなどもわかるため、どのような心境とタイミングでマンションを売り買いするのかなど学べることでしょう。
これからマンション投資を始める方にはピッタリの内容となることが多いです。
しかしながら時間も限られており、質疑応答できるチャンスもないかもしれませんので、セミナーは1つだけでなく、2つ3つと複数回足を運んでみることをオススメします。
投資する物件や不動産会社を見極めることができる
投資用マンションを紹介する不動産会社には未だに悪徳不動産会社が数多く存在します。
セミナーでは詐欺にあわないための方法について解説している場合もありますが、ここでは悪徳不動産会社の主な手口である3つ、
- 手付金や仲介手数料だけもらい連絡が途絶える
- 収益が出ない物件を購入させてくる
- 購入した途端、入居者がいなくなった
を紹介していきます。
手付金や仲介手数料だけもらい連絡が途絶える
マンションを購入する際、手付金を売主に支払い、仲介手数料を不動産会社に支払うのが一般的です。
しかし売主と悪徳不動産会社がつながっており、手付金や仲介手数料を支払った瞬間に連絡が途絶えるという事例は過去に何度もありました。
実際購入しようとしていたマンションは架空の物件だったため、ただただ手数料を取られただけになります。
収益が出ない物件を購入させてくる
いわゆる売れ残り物件を購入させられたという事例です。
マンション投資の知識がないため、不動産会社に言いなりに物件を購入した方が、収益が出ない物件をというケースです。
立地が悪いため、売りたくても買い手が見つからず、固定資産税を支払い続けることになってしまいます。
またローンを借りて投資していた場合、売却時には借入額を完済する必要があるため、保有し続けている方もいらっしゃいます。
購入した途端、入居者がいなくなった
入居者が居るマンションと聞いていたのにも関わらず、購入した後に、入居者が退去するケースです。
たまたま退去したという場合もありますが、中には不動産会社の社員や知人が入居しており、売却できた後にすぐ退去するというケースもあります。
近年では、事故物件に2週間だけ住むアルバイトなども存在するため、今後も増えて行く可能性があるでしょう。
入居者が居なければ家賃収入が入らず、毎月の返済に追われる日々となります。
これらの詐欺に引っ掛からない為にも、セミナーに参加し、良い不動産会社の見極め方を学ぶようにしましょう。
セミナーで得られる3つの情報
ここではセミナーに参加することで得られる情報を3つ、
- 自身に合った不動産投資の種類
- 投資家からの情報
- 不動産投資最新情報
について解説します。
自身に合った不動産投資の種類
マンション投資には、実物を運用する投資方法だけでなく、投資家から集めた資金でマンションを購入し、分配金を得るクラウドファンディングなどさまざまあります。
近年では、リスクを抑え、不動産投資のプロが代わりに物件を選んでくれるクラウドファンディングが人気です。
しかし基本的にはすぐに売却という選択肢がないため、何かお金が必要となった時は実物の方が良いなどの考えもあります。
セミナーではさまざまなマンション投資について解説してもらえるので、自身にあったマンション投資や不動産投資を見つけることができるでしょう。
投資家からの情報
セミナーに参加しているマンション投資家は、投資家同士で物件の情報を交換しています。
例えば、「欲しいエリアの物件ではないけれど、この物件は優良物件だよね」など、他の投資家が欲しがるような物件情報などを伝えてくれる方も多いです。
セミナーに参加することで投資家仲間ができる機会にもなります。
マンション投資物件情報は、不動産会社が持っている物件情報だけでなく、投資家から得られる物件情報も少なくないでしょう。
不動産投資最新情報
セミナーに参加することで、不動産投資の最新情報を収入することも可能です。
例えば区画整理しているエリアや、これから再開発をするエリアなど、初心者の方がわからないような知識を持ち合わせているのかプロです。
最新情報をいち早く入手していることで、優良物件に投資できるチャンスとなるでしょう。
セミナーを受けた際の3つの注意点
これまでセミナーに参加して得られる情報を紹介してきました。
しかしながら、セミナーに参加した後に注意しなくてはいけないことが3点、
- 講師の真似をしない
- セミナー後の勧誘には要注意
- 即行動には要注意
ありますので紹介していきます。
講師の真似をしない
セミナーをする講師がマンション投資で成功しているからといって、講師の真似をしてはいけません。
講師は不動産のプロとして成功してきましたが、真似すれば必ず成功するとは限りません。
自身で出来る範囲や、使えるノウハウ、使えない知識などを見極めることが大切です。
マンション投資は出来ている方の真似をするのではなく、自身に合った投資方法で運用することが大切です。
セミナー後の勧誘には要注意
稀にセミナー後に無料相談会を行い、投資用マンションを進めてくる方もいます。
もちろん投資用マンションが優良物件である場合は問題ありませんが、セミナー後は投資したいという気持ちが高まっているため、すぐに購入したくなりがちです。
一度落ち着いて、「自分に合ったマンション投資なのか」「築年数や入居状況はどうなのか」などをゆっくり判別していきましょう。
場合によっては、売れ残り物件や利回りが悪い物件、根拠なく将来高騰する物件と勧められます。
十分注意しましょう。
即行動には要注意
セミナー後はマンション投資に対しての熱意もあがり、すぐに投資したくなる気分になるでしょう。
さまざまな物件を見てすぐに決めるのではなく、今一度冷静になって投資すべき物件なのかを考えることをおすすめします。
マンション投資は一度購入した場合、即時に売れる物でもありません。
長いお付き合いをするという気持ちで取り組みことが大切です。
ゆっくり精査しながら検討しておきましょう。
まとめ
マンション投資セミナーに参加する2つ理由と得られる3つの情報を紹介してきました。
初心者の方はインターネットでマンション投資について勉強されている方も多いですが、さまざまな情報が飛び交い、何か正しくて、何か悪いかわからなくなるケースもあるでしょう。
そのため、セミナーに行き、専門家やプロの意見を参考にしましょう。
基礎知識だけでなく、物件の選ぶ方や、不動産会社の選び方などたくさんの知識を得られるはずです。
決して安い投資額でないうえに、自身の経営判断のみで運用するのがマンション投資です。
じっくりセミナーで勉強してから始めるようにしましょう。