今回、不動産テックラボがインタビューをさせていただいたのは、不動産テックサービス「家賃が実る家」を運営している株式会社Minoru様です。

家賃が実る家は、賃貸で長期間住み続けることで最終的に家(土地+建物)の所有権が移転され、マイホームを手に入れることができる次世代のサービスです。

住宅ローン審査も不要であるため、新築マイホームを持つことはできないと諦めていた人にとっては、画期的なサービスと言えるでしょう。

また、家を貸す側の不動産投資家にとっても、長期的に安定した利回りが見込める投資先でもあります。

今回は、不動産テックラボで事前に質問を用意させていただき、「株式会社Minoru様」にインタビューをさせていただきました。

住宅ローン審査が通らずマイホーム購入を諦めている人や、不動産投資家の方もぜひチェックしてみてください。

「家賃が実る家」の公式サイトはこちら⇨

株式会社Minoru様へのインタビュー内容を紹介

代表取締役 森裕嗣氏

それでは早速、不動産テックラボで用意させていただいた質問について、順番に紹介していきます。

家賃が実る家のサービス概要や、家賃が実る家をスタートしたきっかけ、利用する際のメリットなど詳しく質問させていただいたので、ぜひ参考にしてください。

Q1.「家賃が実る家」のサービス概要について簡単に教えてください。

弊社は、マイホームを希望されるユーザーへ、借りながら持ち家にできるという譲渡型賃貸住宅「家賃が実る家」 の運営を手掛けており、ユーザー様と投資家様のマッチングをおこなっております。

「家賃が実る家」は、ユーザーがスマホ上で「家を建てたい場所」「間取り」「外装・内装」「設備オプション」を選ぶことができ、オリジナルの家をプランニングすることができます。そして建築後、一定期間家賃を払うことで最終的にマイホームになります。

また、住宅ローンではなく賃貸契約になる点が最大の特徴で、住宅ローンを組むことなくマイホームを持つことができます。(ビジネスモデル特許申請中)

※注:マイホームになる時点で贈与が発生します。その時の贈与税は、路線価等により異なります。

「家賃が実る家」の仕組みとして、入居者が確定した新築戸建て案件に対し、投資家(オーナー)をマッチングし、2者間で譲渡予約付きの賃貸借契約を締結していただきます。

それにより、投資家は、原則「家賃下落無し」「空室リスクなし」で、平均利回り7~8%の安定した投資をすることができます。

また、投資家の出身地や所縁のある地域の案件に投資する「ふるさと不動産投資®」も、たくさんの投資家の方にご好評をいただいております。

そして、弊社のビジネスモデルはWebプラットフォーム型であり、不動産業者には「土地」や「投資家」のご紹介をいただき、工務店には実際に新築戸建てを建築していただいております。

各種アカウント数は、現在までにユーザー登録7,700名以上、建物プラン済み会員2,000名以上と順調にスタートを切っています。

今後は、サービス提供エリアの拡大や、不動産・建築業との連携を拡大し、「家賃が実る家」利用ユーザーの拡大を目指してまいります。

Q2.「家賃が実る家」をスタートしたきっかけ・経緯は何ですか?

私(代表取締役 森裕嗣)が結婚を機に妻の故郷である秋田県に移住し、そこで人口減少、少子高齢化、地価下落などさまざまな社会問題が日本最速で進んでいる状況を目の当たりにいたしました。

そこで、社会問題を解決する不動産・建築業を追求することを決意し、「家賃が実る家」を考案・開発いたしました。

現在は拠点を東京に移して、本格的に全国展開を推進しております。

そこで、社会問題を解決する不動産・建築業を追求することを決意し、「家賃が実る家」を考案・開発いたしました。

現在は拠点を東京に移して、本格的に全国展開を推進しております。

Q3.「家賃が実る家」を利用することで、どんな課題を解決できますか?

マイホームを取得するためには、住宅ローンを利用することがほとんどのケースにおいて大前提になります。その際、大きな関門となるのが、住宅ローン審査です。

今の日本では、フリーランスなどの新しい働き方が増え、晩婚化、離婚率の上昇、格差社会の進行などさまざまな時代の変化や社会の課題に対して、住宅ローン審査が対応しきれていないのが実情です。

また、生涯、家賃を支払って賃貸住宅に住んでいたとなると総じて、マイホームを取得できる以上のお金を支払っている計算になります。

当然ですが、家賃を支払った後何も残りません。この様な限定的な「住」の形しかなく、たいていの場合住宅ローンでしかマイホームを持てないことこそが課題だと考えています。

また、大都市圏を除くほとんどの地域では、従来の不動産投資のリスクは年々大きくなっており、投資の魅力度は減少しています。特に地方となると、空室リスクや不透明な出口戦略に悩まされるケースが多数存在しています。

今後、さらに高齢化や人口減少が進む中で、不動産投資にも新たな仕組みが求められていると、私たちは考えています。

Q4.「家賃が実る家」をどういった人・企業に使って欲しいと考えていますか?

マイホームを持ちたいと願うすべての人に、家賃を支払っていると最後にマイホームという資産になるこの商品を使って頂きたいと考えています。

住宅ローンの審査基準は、正社員の安定性を担保にしてきました。それ故に、フリーランスの急増などに代表する働き方の多様化や、晩婚化や離婚率の上昇、様々な変化に対応できていないというのも事実です。

また、シェアハウスの台頭、多拠点ライフなど、様々な住まいの形が現れてきましたが、子育て世帯では80%以上がマイホームを持ちたいと潜在的に欲しているデータもあり、「家賃が実る家」の需要を日々感じています。

Q5.今後の「家賃が実る家」の展望など、イメージがあれば教えてください。

家賃が実る家は、一般のマイホームが欲しいという莫大なニーズにこたえていくだけではなく、自治体が移住定住促進の官民連携事業に活用するケースや、企業が人材確保のために離職対策や採用力強化で活用するなど私たちが想定していた以上に様々な場面での活用が進んでいきたいと考えております。

Q6.「株式会社Minoru」の社内にはどういった経歴の社員さんが在籍していますか?

以下、私を含め、チームメンバーの略歴を紹介させていただきます。
不動産業界のプロフェッショナルだけでなく、ITや経営戦略策定にも強いメンバーがおり、ダイバーシティのあるチームとなっております。

森裕嗣 【代表取締役CEO】
大学卒業後、都内の不動産デヴェロッパーに勤務し、2005年に都内で不動産会社を設立。2006年 妻の故郷である秋田県へ移住し、リネシス株式会社を設立。2012年 「0円賃貸」全国ネットワーク展開開始。2019年 家賃が実る家専業会社 株式会社Minoru設立(リネシス株式会社から分割分社化)

三方浩允 【取締役COO】
京都大学工学研究科にて土木を専攻、災害廃棄物処理のビッグデータ解析に従事。新卒で戦略コンサルティング会社Boston Consulting Groupに入社し、大企業の戦略策定に携わる。 その後、株式会社RenosysにてソフトウェアDirectorとして、スマホアプリやMAツール、セルフレジの開発に従事。2019年9月よりMinoruに参画

斉藤雅和 【BS事業部 GM】
関東大手ビルダーで、販売・施工・アフターメンテナンスに従事し、秋田に帰郷後ソフトウエアベンダーに転職。パッケージソフトウエアの企画開発、マーケーティングに従事。2019年9月よりMinoruに参画

佐藤広美 【CS事業部 GM】
賃貸仲介営業職に従事した後、2003年賃貸管理・プロパティマネジメントに特化したコンサルティング会社(オーナーズエージェント株式会社)へ入社。賃貸管理会社向けのコールセンターの立ち上げをおこない、約10万世帯の入居者対応体制を構築。2019年9月よりMinoruに参画

Q7.「株式会社Minoru」としての将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。

「想いがMinoru(実る)社会の実現」を掲げて、どなたでもマイホームを持つスターチラインに立てる社会の実現に向けて取り組んで参ります。

マイホームを持ちたいと思った方があきらめざるを得ない状況をこの国から一つでも減らしていきます。

それがきっと、誰かの夢や希望につながっていく、そう考えています。

Q8.最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!

最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

現在弊社では、資金調達に取り組んでおり、4/5 10:00AMより3日間、株式型クラウドファンディングにて資金調達を実施いたします。

プロジェクトページ:https://fundinno.com/projects/123

入居者にも投資家にもwin-winとなる、新しいマイホームの形であり、SDGsにも力を入れております!是非とも皆様の応援、よろしくお願いいたします!

その他

[SDGsの推進に注力しています]
以下のアジェンダに貢献することを目指して活動しております。

【株式会社Minoruの会社情報】

株式会社Minoru
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3丁目15-8シャンブル15 3F
代表取締役 森 裕嗣
03-6869-3251
公式サイトURL https://minoru-inc.jp/

最後に

今回は、新しいマイホームの形を提唱するサービス「家賃が実る家」を運営している株式会社Minoru様のインタビュー記事を紹介しました。

増え続けているフリーランスや個人事業主などの層にとって、諦めていたマイホーム購入を実現できる本当にありがたいサービスであると感じました。

マイホームを購入する側だけでなく、家を貸し出す不動産投資家の視点から考えても、長期的にかつ安定的に一定の利回りが期待できる投資先であるため、Win-Winの関係性が築かれているのも大きな魅力です。

今回の記事で「家賃が実る家」に興味を持たれた方は、ぜひ下記リンクから公式サイトをチェックしてみてください。

株式会社Minoru様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!

「家賃が実る家」の公式サイトはこちら⇒