4,000年続いた物理キーの歴史を止めてキーレス社会へと導く「Akerun.Mキーレス賃貸システム」とは？【株式会社MIWA Akerun Technologies様】

今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、集合住宅をキーレス化する「Akerun.M（アケルンエム）キーレス賃貸システム」を運営している株式会社MIWA Akerun Technologies様です。

集合住宅の物理キーをスマホアプリやICカードなどのスマートキーに置き換えるサービスで、国内シェアトップの「美和ロック」と、スマートロックに強みのある「Akerun」の知見が存分に生かされています。

鍵の交換や受け渡しなどにお悩みのオーナーや管理会社の方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。

鍵にまつわるコストを低減する「Akerun.Mキーレス賃貸システム」の公式サイトはこちら⇒

不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。

株式会社MIWA Akerun Technologies様へのインタビュー内容を紹介します

それでは早速、「株式会社MIWA Akerun Technologies様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、Akerun.Mキーレス賃貸システムの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか？」

「Akerun.Mキーレス賃貸システム」は、賃貸物件の物理鍵を、スマートフォンアプリやICカード、暗証番号を活用したスマートキーへと置き換えるサービスです。

物件管理業務における物理鍵に伴う手間と時間、紛失などのトラブルへの対応業務、退去時の鍵の交換や回収にかかる手間やコストを低減するとともに、入居者の利便性向上を図ります。

Akerun.Mキーレス賃貸システムでは、共用部と専有部にスマートロックを設置し、クラウド上で鍵の代わりとなる暗証番号やスマートキー情報を管理。

このクラウド管理のために、管理会社にはWeb管理システム、入居者にはスマートキーアプリが提供されます。

Q2.「次にAkerun.Mキーレス賃貸システムをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか？」

当社は、建築用錠前の日本国内シェアトップの「美和ロック」とオフィス用のスマートロックシステム「Akerun」を開発する「Photosynth」が、2021年1月に設立した住宅向けスマートロックサービスを提供する合弁会社です。

住宅領域でのスマートロック活用を探索する中で、賃貸管理会社から鍵管理にまつわる様々な課題を伺ってきました。

そんな中で、賃貸住宅管理の業務効率化と入居者の利便性向上を目的としたシステム開発を決意します。

そして、人材の高年齢化が進み、人手不足に悩んでいる管理会社の役に立てると考えて、Akerun.Mキーレス賃貸システムの発表に至りました。

Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際のAkerun.Mキーレス賃貸システムの強み・優位性を教えてください。」

ハードウェア面では、美和ロック製標準のスマートロックを提供していることです。

美和ロックには、これまで長年にわたって住宅の安全・安心を確保してきた高い品質や信頼性、広範な導入実績を通じた施工性も備えていると考えています。

さらに、全国700の美和ロックサービス代行店のサポート網を活用することができます。

システム面では、Akerunのクラウド基盤を活用したアプリケーションを提供していることです。

Akerunのクラウド基盤は、累計7,000社以上に導入されるなど、法人向けサービスに求められる高いセキュリティレベルと安定性を誇ります。

また、様々なユーザーからの要望などにより改善を重ねてきた、高いユーザビリティーも実現しています。

Q4.「Akerun.Mキーレス賃貸システムを導入した場合の料金体系を教えていただけますか？」

大手管理会社様向けのシステムとなっており、導入規模や導入形態によって異なるため、個別見積もりとさせていただいています。

Q5.「どのような物件でもキーレスにすることは可能でしょうか？また、工事などは必要でしょうか？」

基本的には工事が必要です。

共用部に関しては、入居者の方が利用するカードリーダーと、自動ドアを制御するためのエントランスコントローラーを設置して、それぞれ配線の確認が必要です。

専有部に導入するスマートロックは、今ついている鍵の形状やドアの形を確認する必要があります。

Q6.「Akerun.Mキーレス賃貸システムを導入するにあたって、入居者もスマートキーアプリを利用することになりますよね。アプリの操作は難しくないのでしょうか？」

入居者様には、累計7,000社以上の導入実績があるAkerunアプリを利用していただきます。

Akerunアプリは、要件の厳しい法人向け市場で多くの利用実績を誇り、様々なユーザーからのフィードバックをもとに使い勝手を改善してきたアプリをベースとしているため、高い操作性を提供できると考えています。

Q7.「Akerun.Mキーレス賃貸システムでは、不具合があった場合などは導入した後もサポートしてもらえるのでしょうか？」

管理会社様には専属のサポート担当が付き、導入の際の業務設計から提供開始後や運用時の課題までを一緒に解決する体制を提供します。

また、スマートキーアプリを利用する入居者様に対しても、専用のサポート窓口を提供しますので、安心してご利用ください。

Q8.「既にAkerun.Mキーレス賃貸システムを導入された企業からの反響や感想などあれば教えてください。」

「Akerun.Mキーレス賃貸システム」はまだ発表から間もないこともあり、導入企業様などはまだこれからとなります。

ただ、現在でも大手をはじめとした様々な管理会社様から問い合わせをいただくなど、サービス発表以降も順調に引き合いをいただいています。

Akerun.Mキーレス賃貸システムは、開発時に課題などをお伺いした管理会社様からの要望にも応えられるようなサービスとなりました。

今後もより多くの管理会社様に提案・導入いただくことで、管理会社様の業務効率の向上やコスト削減に加え、居住者様の安全・安心や利便性の向上に貢献できるのではないでしょうか。

Q9.「株式会社MIWA Akerun Technologiesとしての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」

住宅市場のキーレス化が当面のゴールです。

現在では、現金が減ってスマホやクレジットカードで決済できるキャッシュレス社会になっているように、将来、4,000年にわたって形が変わらなかった物理鍵がなくなるキーレス社会は必ず来ると考えています。

賃貸住宅を選ぶ際にオートロックや宅配ボックスがあるかないかという基準があるように、スマートロックがあるかないかで物件を選ぶ時代を作りたいと思います。

スマートロックにはそれぐらいの可能性があると思いますし、その可能性を育て、世の中に理解してもらう、使ってもらうのが当社の役割だと考えています。

Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします！」

「物理鍵いらずで、カギ管理のムダをゼロに」

これが、Akerun.Mキーレス賃貸システムのコンセプトです。

スマートロックによる入居者価値向上に加えて、管理会社様の業務効率化になるよう、最適なシステムとサポート体制・ハードウェアを提供いたします。

鍵管理に悩まれている不動産管理会社様がいれば、ぜひ当社にお問い合わせください。

株式会社MIWA Akerun Technologiesの会社情報

会社名	株式会社MIWA Akerun Technologies
所在地	東京都港区芝5-29-11 G-BASE田町15階
代表取締役	渡邉宏明
公式サイト	https://miwa-akerun.tech/