今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、不動産テックサービス「モゲチェック」を運営している株式会社MFS様です。

「モゲチェック」とは、わずか12項目を入力するだけで、最適な住宅ローンを紹介してもらえる次世代型の新しいサービス。

新規借り入れと借り換えの両方に対応しており、人工知能を活用した精度の高さも特徴です。

「モゲチェック」から派生したさまざまなサービスについても、お話しを伺いました。

住宅を購入済みの方から、購入を検討されている方まで、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。

最適な住宅ローンがわかる「モゲチェック 」の公式サイトはこちら⇒

株式会社MFS様へのインタビュー内容を紹介

それでは早速、「株式会社MFS様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1.「まずモゲチェックをスタートしたきっかけ・経緯を教えてください。」

代表の中山田が外資系証券会社で住宅ローンの証券化に携わる中で、日本の住宅ローン選びに違和感を感じたことがきっかけです。

住宅ローン証券化の本場である米国には、不動産会社や銀行とは違う住宅ローンの専門家がいます。

その専門家が、住宅購入者に対して金利の安い住宅ローンの紹介や、借り入れ・借り換え手続のサポートをする「住宅ローンブローカレッジ(媒介)」という産業があるんです。

一方、日本にはそのようなサービスがなく、住宅購入者は不慣れな金融知識の中、不動産会社の営業担当者の紹介に頼るか、自分で住宅ローンを見つけなくてはなりません。

その結果、多くの人が自身にとって一番条件の良い住宅ローンを選べていない事実に気づきました。

また、住宅ローンを借りた後は誰もサポートしてくれないので、マイナス金利の環境下でも、かつて借りた高い金利の住宅ローンをそのまま返し続けている人も多くいます。

これらの状況から、「住宅ローンを必要とする全ての人が、最も有利な条件で借り入れ・借り換えができる世界」を目指し、モゲチェックをスタートさせました。

Q2.「続いて、モゲチェックの概要について改めて簡単に教えていただけますか?」

「モゲチェック」は、オンライン上でユーザー属性に応じた最適な住宅ローンを紹介する無料の住宅ローンマッチングサービスです。

わずか12項目を入力するだけで、自分が住宅ローン審査に通る確率が高い金融機関がランキング化され、自分の条件に合う住宅ローンを簡単に選んで申し込んだり、住宅ローンのプロから提案を受けたりすることができます。

新規借り入れ/借り換えの両方に対応しており、過去5,000件以上の審査結果データを分析して構築した独自のロジックで、高い精度でマッチングする金融機関を導き出します。

毎月1,000名以上のお客様にサービスをご利用いただいております。

Q3.「ここからは少し具体的な質問に入っていければと思います。自分がいくら借り入れできるかシミュレーションできる『モゲパス』は好評ですか?活用することでどのようなメリットがありますか?」

はい、好評です。

2019年7月のサービス開始以降、約1年半で4,000名以上の方にご利用いただいております。

これまで「自分がいくらまで住宅ローンを借りられるか」は実際に金融機関の住宅ローン審査に申し込まなければ分かりませんでした。

また、金融機関の審査申込には回答項目数が100以上あったり、調べなければわからない専門的な内容が含まれていたりと、手軽にできるものではありませんでした。

モゲパスでは約20項目の質問に答えるだけで借り入れ可能額が確認でき、住宅購入の予算を把握することができます。

「せっかく物件を決めたのに、審査で思うような結果が出なかった」という事態を未然に防ぐことができます。

Q4.「モゲチェックで最も低い金利の金融機関をカンタンに探すことができますが、実際の金利はユーザー次第だと思います。どれくらいの割合で安い金利に借り換えできているのでしょうか?」

例えば借り換えの場合、約2人に1人のお客様は、割高の金利で住宅ローンを借りています。

平均借り換えメリットは100万円前後、時には500万円前後のメリットが出るお客様もいらっしゃいます。

Q5.「不動産投資ローンの金利見直しに特化したモゲチェック不動産投資も始めたきっかけは何ですか?」

住宅ローン借り換えサービスを利用したお客様から「不動産投資ローンの見直しも行って欲しい」という要望を、多数頂いたことです。

それをきっかけに、不動産投資ローンの借り換えサービスを2017年にスタートさせました。

そして、2018年に起きた、一部銀行による審査資料に関する不正問題がきっかけで、多くの不動産投資家の方が不動産投資ローンの見直しに関心を持つようになり、弊社への問い合わせがさらに増えるようになりました。

同時に、当時の不動産投資ローン借り換えサービスは対面型のものばかりで、オンラインで自宅から気軽にできるようなものでもありませんでした。

しかし現在は、専業大家以外にもサラリーマンの方が副業で不動産投資をしている時代です。

忙しい投資家の方でも、時間や場所にとらわれずご利用いただけるように、と始めたのが、現在のオンライン不動産投資ローン借り換えサービスです。

サービスを続ける中で、新規借り入れに関するご相談も多かったため、その後、不動産投資を始めたい方向けの「不動産投資ローン借り入れ可能額判定サービス(バウチャー)」も開始しました。

Q6.「通常のモゲチェックだけはなく、不動産投資やリノベーションにもサービス展開していますが、今後はどのようなサービスを考えていますでしょうか?

不動産会社や不動産情報サイトとの連携を進めていきたいと思います。

住宅ローンと不動産売買は表裏一体のため、不動産サービスとの親和性は非常に高いと考えています。

Q7.「2021年2月に追加で6億円以上の調達をしたと発表されましたが、どのような事業に投資をしていく予定でしょうか?」

今回の調達の主な目的は、人工知能の開発とマーケティングです。

具体的には、「モゲチェック」のデータ分析精度を高め、ユーザーと銀行の最適なマッチング率をさらに向上させることを目的に、人工知能に精通するエンジニア採用に注力してまいります。

また、モゲチェックの認知を高めるための、各種マーケ施策も強化してまいります。

Q8.「2021年度働きがいのある会社で小規模部門ベストカンパニーに選ばれていますが、組織運営で注力されていることはありますか?またどのような社員さんが在籍しているのでしょうか?」

弊社は社員30名という小規模な企業ではありますが、テクノロジーとデータ分析力を活かすテックカンパニーとして、毎月1,000名以上のお客様にサービスをご利用いただいております。

そのため「自ら考え、実行できる社員」であることが重要であり、行動指針にも「話そう、本質をつかもう、実現しよう」を掲げています。

経営幹部は、弊社ならではのコミュニケーションルール「ポジティブに、傾聴して、ノーサイド」を守ることを自身に課しており、メンバーが安心して上位者に質問でき、自らの意見を発信できる雰囲気作りをしています。

「自走できる社員が多い」ことが弊社の特徴かと思います。

Q9.「最後に、具体的な株式会社MFSの将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」

不動産売買と住宅ローン借入は表裏一体です。

最終的には、「家を買う前に最も有利な条件の住宅ローンがオファーされ、買う家を決めると同時に審査結果が出て借り入れ手続きが完了する」 、そんな不動産と金融が融合した未来の実現を目指します。

Q10.「インタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」

住宅購入はほとんどの人にとって、一生に一度の最大の買い物になります。

しかし、住宅ローンの知識は学校で学べるものでもなく、多くの方が知識に不安を抱えたままローンを組むことになります。

後悔しない住宅ローン選びのためにも、ぜひ「モゲチェック」をご利用いただき、最適な条件で住宅ローンを借り入れていただければと思います。

また、不動産会社様とも連携を深めたいと考えています。「住宅ローン借入可能額が分かる」「最適な住宅ローンが分かり、スマホから申し込める」はきっと商談にもご活用できるはずです。ぜひ、モゲチェックをご利用下さい!

株式会社MFSの会社情報

会社名 株式会社MFS
所在地 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル2階 FINOLAB
代表取締役社長 中山田 明
公式サイトURL https://www.mortgagefss.jp/

最後に

今回は、「モゲチェック」を提供している株式会社MFS様のインタビュー記事を紹介しました。

日本の住宅ローンに関する問題意識から「モゲチェック」を生み出し、常にユーザーの視点に立って、次々と新しいサービスを派生させていく姿勢と、スピード感が印象的でした。

聞かせていただいた今後の投資内容や展望も魅力的で、これからの展開も非常に楽しみですね。

今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからモゲチェックの公式サイトをチェックしてみてください。

モゲチェックの公式サイトはこちら⇒

株式会社MFS様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!