おうちダイレクトは、SRE不動産とYahoo!不動産が共同で運営しています。
巨大ポータルサイトを運営するYahoo!株式会社のグループと、家電メーカーで有名なソニーグループの不動産会社です。

ITに強い2社がタッグを組んで立ち上げた「おうちダイレクト」が売り手の希望をかなえます。
手間をかけずにプロにまかせたい人も、自分のペースでお得に売りたい人も、2つの売却方法から希望のスタイルを選べるのが「おうちダイレクト」です。
この記事では、AIとITを使った便利なサービス「おうちダイレクト」をくわしく紹介します。
関連記事⇨【2020年最新】おすすめ不動産一括査定サイトランキング7選を徹底比較!
おうちダイレクト「プロフェッショナル売却」のメリットとデメリット

ネットで「不動産 査定」のキーワードで検索すると、たくさんの不動産一括査定サイトがヒットします。
一括査定サイトは、不動産を売りたい人にも、不動産業者にもメリットのあるサイトです。
「おうちダイレクト」のメリットとデメリットをくわしく見てみましょう。
おうちダイレクトプロフェッショナル売却のメリット

おうちダイレクトには、2つの売却方法があります。
「セルフ売却」と「プロフェッショナル売却」です。
まずは一括査定して売却を依頼する「プロフェッショナル売却」のメリットから見てみましょう。
- 物件情報が大勢の目に触れる
- 複数の業者に一括して依頼できる
順番に解説します。
1.物件情報が大勢の目に触れる
おうちダイレクトはYahoo!と提携しているため、掲載した物件情報がユーザーの目に触れる機会が高まるのです。
良い物件でも情報が人目に触れなければ売れず、検索で上位表示されなければ見てもらえません。
不動産会社の広告に加え、Yahoo!とおうちダイレクトのネットワークを使って売却活動をサポートします。
主要なポータルサイトであるYahoo!との連携は、ほかの一括査定サイトにはない魅力です。
2.複数の業者に一括して依頼できる
一括査定サイトを使えば一度の手続きで複数の不動産業者に査定依頼ができます。
一社ごとに依頼しなくていいので、時間や手間がかかりません。
おうちダイレクトでは、大成有楽不動産などの大手企業から、新進のSRE不動産まで幅広く対応しています。
ソニーの得意分野「AI」技術を導入し、ほかのサイトに比べ登録手続きや査定時間がスピーディなことが特長です。
もちろん査定は無料です。
おうちダイレクトプロフェッショナル売却のデメリット

おうちダイレクトのデメリットや注意点も見てみましょう。
- 営業の連絡がくる
- すべての業者が迅速に査定してくれるとは限らない
- 地域が限定されている
- すべての査定結果が正しいわけではない
それぞれ解説していきます。
1.営業の連絡がくる
複数社から何度も営業連絡がくるとわずらわしく感じる場合もあるでしょう。
一括査定サイトは顧客を獲得するツールのため、営業電話はやむを得ない部分です。
なるべく早いうちに依頼する不動産業者を決めてしまうとよいでしょう。
依頼先が決まれば営業電話も少なくなります。
2.すべての業者が迅速に査定してくれるとは限らない
査定サイトに登録していても積極的に査定してくれない業者もいます。
業務が集中していて手が回らない場合などが考えられます。
気になっている業者があるなら、一括査定サイトを通さず直接連絡するのがよいでしょう。
3.地域が限定されている
おうちダイレクトは物件種別によって対象範囲が首都圏や三大都市圏などに限定されています。
SRE不動産の営業対象範囲やデータ量と関係があるため今後の拡充に期待しましょう。
4.すべての査定結果が正しいわけではない
査定を依頼した業者の数だけ査定結果があり、どの業者の査定結果が正解かわからないことです。
売りたい人としては高い査定額を信じたいですが、高いほど売れるまでの期間がかかってしまう場合もあります。
どれを信じればよいか迷ってしまいますが、複数の査定額から“適正な価格範囲”の目安を知るようにしてください。
おうちダイレクトの口コミ

おうちダイレクトを利用した人の口コミをいくつか紹介します。
おうちダイレクトの良い評判
一括査定依頼はほかのサイトよりも簡単で数クリックで終了する |
物件掲載からの反応が早く内覧希望者が多数現れた |
個人情報を入力する前に一括査定を依頼する業者一覧が表示されるのが良かった |
販売価格をある程度おさえたため、内覧者の一組目で売却できた。販売までがスピーディーすぎて、もう少し価格を上げて設定しても良かったかもしれないと思った |
大手不動産会社ではないので当初は不安もあったが、結果としては大変良かった。 |
おうちダイレクトの悪い評判
査定額が低く感じた |
取り組みが斬新なので一般の業者から反感をかいそう |
内見後のレポートを早くしてほしかった |
おうちダイレクトの総評
おうちダイレクトのスピーディーな対応への高評価が多くありました。
査定額に対する不満もありましたが、金額は物件にもよりますし、自分の思う価値と査定金額に差があるとがっかりすることもあるでしょう。
全体的に評判がよく、迅速な対応に好意的な口コミが多いようです。
おうちダイレクトのセルフ売却

セルフ売却とは不動産業者を通さずに、自分で物件を登録する売却方法です。
物件の売り出しは自分で行いますが、買主の案内・売買の交渉・契約などはコーディネーターが担当します。
セルフ売却の一番の特長は売主に仲介手数料がかからないことです。
セルフ売却とプロフェッショナル売却の違い
セルフ売却と一括査定を比較した表がこちらです。
(プロフェッショナル売却がサイト内での一括査定の名称です)
セルフ売却 | プロフェッショナル売却 | |
売却スタイル | 個人間の売買 | 通常の仲介 |
仲介手数料 | 無料 | 成約価格の3~5% |
売却期間中のサポート | なし | 担当する会社による |
売却の手続き | 不動産会社が対応 | |
物件のPR | 売主が作成 | 不動産会社が作成 |
セルフ売却は本来おうちダイレクトが行う物件のPRを、売主が自分で作成することで手数料無料を実現しています。
おうちダイレクト「セルフ売却」の特徴・メリット
セルフ売却は売主の仲介手数料無料です。
日本の不動産業者は売主・買主の双方から手数料を受領しようと、売買の情報をほかにあつかわせないようにする「囲い込み」によりスムーズな取引を阻害している場合もありました。
おうちダイレクトのセルフ売却は、欧米で一般的な買主に手数料がかかるシステムにしているのです。
おうちダイレクト「セルフ売却」のデメリット・注意点
セルフ売却は契約上、一度依頼するとほかの業者に依頼できなくなります。
たとえ自分で見つけた買主候補であっても契約できません。
宅建業法上の専属専任媒介契約のような形式になります。
ほかの業者がおうちダイレクトのデータを使って取引したり、契約したりするのを防ぐことが目的です。
買主からの手数料で収益を得ているため、おうちダイレクトで契約してもらう必要があります。
おうちダイレクトのセルフ売却は新たな選択肢
不動産に関する情報は限られており、不動産業者の仲介が欠かせませんでした。
インターネットの普及で不動産業界も変わりつつあります。
セルフ売却は売主にとって手数料がかからない魅力的な売却方法です。
まだ世間に広く浸透していませんが、販売方法の選択肢が増えたことで、より自分に合った売却ができるでしょう。
おうちデータベースとは

おうちデータベースは、東京・埼玉・神奈川・千葉にあるマンションの情報を閲覧できます。
約23万件のマンション情報が登録されている巨大なデータベースです。
おうちデータベースは売りたい人と買いたい人のどちらも利用できます。
売りたい人の活用方法
売りたい人は自分のマンションがいくらで売れるかを調べられます。
マンションは「○○マンションの相場は××万円」のように、一律の価格ではありません。
同じマンション内でも階数や位置によって価格が異なります。
おうちデータベースでは、フロアごとの価格が調べられます。
さらに、売りたいマンションの周辺相場や、競合物件の価格までわかるのです。
買いたい人の活用方法
買いたい人は購入候補の物件を検索できます。
細かい検索ができるので、希望に合ったマンションが探せます。
希望物件や価格を登録しておくとメールでお知らせされるので便利に活用しましょう。
まとめ
不動産一括査定サイトの中でも、おうちダイレクトはAIの活用やセルフ売却など常識にとらわれないサービスを提供しています。
プロにすべてまかせるか、自分のペースで進めるか、売却方法も自分で選べる「おうちダイレクト」で、希望に合った売却を実現しましょう。

不動産テックラボ編集部

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