投資や資産運用の新しい方法としてソーシャルレンディングの人気は高まり続けています。

高い金利や放置しておけばよい手軽さは魅力的ですよね。

一方でソーシャルレンディングでは貸し倒れで資金を回収できないデフォルトは大きなリスクです。

ここではソーシャルレンディングのデフォルトについて確率や対策を考察し、実際に貸し倒れが少ないサービス会社を紹介します。

参考にしてみてください。

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ソーシャルレンディングのデフォルト確率は?

ソーシャルレンディングのデフォルトとひとことで言っても、全く発生していないサービス会社もありますし、虚偽のファンドを捏造し後に行政処分と業務停止になったサービス会社もあります。

そのため平均ではなく個別の運営会社の実績を確認することをおすすめしますが、2018年にフィンテナが調査した2015年から3年間のソーシャルレンディング業界における貸し倒れ率は1.47%でした。

度重なる事件や行政処分から法律も整備されてきましたし、現在の故意ではないデフォルト確率はこれより少なくなるのではと推測できます。

ソーシャルレンディング3つのデフォルト対策

2018年時点で1.47%であったソーシャルレンディングのデフォルトですが、今後も確率はゼロにはなりませんし、サービス会社によっても可能性は異なってきます。

ここではソーシャルレンディングにおいてデフォルトを避けるために投資家ができる対策をお伝えします。

ソーシャルレンディングのデフォルト対策1 サービス会社ごとの過去実績を確認する

デフォルトをできる限り避けるためにはサービス会社ごとの過去実績を確認しましょう。

ソーシャルレンディング業界も整備がされてきており今では詳細に過去実績を載せている会社も多くなりました。

集めた資金や投資家の数だけではなく、今まで償還した件数や金額、デフォルトの件数や金額もきちんと見ましょう。

ネガティブな数字を載せていないサービス会社は使わなくてよいかもしれません。

ソーシャルレンディングのデフォルト対策2 ファンドごとの担保と保証を確認する

ソーシャルレンディングではリスク対策として不動産や一部不動産を担保にファンドを組むこともありますし、保証会社を挟んでいるケースも多いです。

通常はファンドごとに異なるためデフォルト対策としては必ず確認するようにしましょう。

全てのファンドに担保を付けることを約束しているサービス会社もあります。

担保や保証をつけない代わりに金利を高くするハイリスクハイリターン型の投資を望む方は不要ですが、安定性を重視する方には重要なポイントです。

ソーシャルレンディングのデフォルト対策3 短期運用のファンドを選ぶ

投資家ができるデフォルト対策として、数か月から一年未満の短期運用ファンドを選ぶことも効果的です。

ソーシャルレンディングには2年や3年運用するファンドもありますが、その期間は現金化ができませんし、長期の間に何があるかわかりません。

ファンドを探す手間が省ける点や金利の空白期間を作らない点で長期運用にもメリットはありますが、デフォルト対策としては短期運用ファンドを選ぶメリットはあります。

デフォルト(貸し倒れ)が少ないソーシャルレンディングサービス3選

実際にデフォルト(貸し倒れ)が無い、または少ないソーシャルレンディングサービスをご紹介します。

未来はわかりませんが過去実績を確認することは重要です。

貸し倒れが少ないソーシャルレンディングサービス①funds(ファンズ)

funds(ファンズ)は過去に元本割れがありません。

理由はfunds(ファンズ)がソーシャルレンディングで珍しく上場企業に限定して貸付ができるサービスのためです。

大半のソーシャルレンディングサービスは中小零細企業に融資をすることで高金利を実現するのですが、funds(ファンズ)は上場企業のみに絞ることで安定性を重視しています。

1円から1円単位で投資が可能という点も他にはない特徴です。

ローリスクなため金利は低いですが、デフォルトの確率は他のソーシャルレンディングサービスより間違いなく低いでしょう。

ファンズ株式会社の会社概要

funds(ファンズ)はファンズ株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。

設立から4年未満ですが資本金は4億円以上あり、大手金融系企業や広告代理店が出資をしていることもあり安定性は高いといえるでしょう。

会社名

ファンズ株式会社
(旧社名 株式会社クラウドポート)

設立日

2016年11月1日

資本金

415,000千円

本社住所

〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル7階

funds(ファンズ)の公式サイトはこちら⇨

funds(ファンズ)の評判・口コミはこちら⇨

貸し倒れが少ないソーシャルレンディングサービス②クラウドバンク

クラウドバンクは過去実績をきちんと載せており、今のところ融資元本回収率は100%です。

クラウドバンクの特徴として日本だけでなくアメリカにも投資ができます。

同じファンドに対して円建てとドル建ての2種類の投資方法が選べるためポートフォリオを増やせるメリットもあります。

アメリカのファンドも含めてデフォルトが現状ないということは投資先の目利きが有効だといえるでしょう。

日本クラウド証券株式会社の運営会社情報

クラウドバンクは日本クラウド証券株式会社が運営するソーシャルレンディングです。

2013年に旧みどり証券を買収して社名変更されました。

2013年から運営を続けて今でも実績を積み重ねている点はとても安心できると思います。

会社名

日本クラウド証券株式会社

設立日

2013年4月(社名変更)

資本金

100,000,000円

従業員数

50名未満

本社住所

東京都渋谷区道玄坂1-22-9 AD-O渋谷道玄坂2階

クラウドバンクの公式サイトはこちら⇨

クラウドバンクの口コミ・評判はこちら⇨

貸し倒れが少ないソーシャルレンディングサービス3 LENDEX(レンデックス)

LENDEX(レンデックス)はソーシャルレンディング業界でも高い6%から10%の金利が魅力的ですが、過去にデフォルト実績はありません。

理由として運用期間が短期のファンドが多く、さらに全てのファンドに担保をつけていることがあるでしょう。

デフォルトは怖いけれど高金利も欲しいという方には総合的に充実したLENDEX(レンデックス)は適しているのではないでしょうか。

株式会社LENDEX(レンデックス)の会社概要

LENDEX(レンデックス)は株式会社LENDEX(レンデックス)が運営するソーシャルレンディングです。

従業員数や規模は小さいですがソーシャルレンディングに特化した事業者です。

2000年から実績を積んでいるため信頼性もあるでしょう。

会社名

株式会社LENDEX(レンデックス)

設立日

2000年8月1日

資本金

144,000,000円

従業員数

8名

本社住所

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷二丁目1番11号 郁文堂青山通りビル5階

LENDEX(レンデックス)の公式サイトはこちら⇨

LENDEX(レンデックス)の口コミ・評判はこちら⇨

【番外編】デフォルトより危険な事業者リスク

ここまでデフォルトの確率や対策、実際に元本割れがないサービス会社をご紹介してきましたが、実はデフォルトよりもさらに事業者リスクに注意する必要があります。

デフォルトは健全に貸付や事業を遂行した結果ですが、今までのソーシャルレンディング界隈ではそもそも実在しないファンドで資金を集める事件もありましたし、集めた資金を実質社長が奪う事件も発生しました。

裁判に発展し投資家側の勝訴となるケースもありましたが奪われたお金は返ってこないなど、意図的に騙す事業者リスクの方が投資家にはダメージが大きいです。

度重なる事件や行政処分の結果、法律も整備されて今ではここまでのケースは起きにくくなりましたが、手放しで事業者を信頼しないためにも過去の事例をご紹介します。

みんなのクレジット事件

ソーシャルレンディングにおいて最大の事件が総額30億円以上奪われたみんなのクレジット事件でしょう。

みんなのクレジットは2016年のサービス開始直後から14%以上のような異常な高金利でキャッシュバックキャンペーンを行い、資金を集めます。

1年足らずで40億円以上が集まりました。

しかし虚偽の担保など正常なファンド運営はしておらず、31億円を代表である白石伸生氏が実質受け取るなど様々な問題が発覚して行政処分を受けました。

その後あらゆるファンドで延滞として実質サービスは止まり、2017年9月に投資家が起訴を起こしました。

資金の延滞から3年も過ぎた2020年6月に東京地裁が全額の支払いを命じる判決を下しましたが、実質31億円が奪われてしまいました。

maneoマーケット社事件

2018年当時ソーシャルレンディング業界において最大手であったmaneoマーケット社をご存じでしょうか。

今でもWeb上には当時のおすすめ記事などが溢れているサービス会社ですが、虚偽記載や行政処分、10億円以上の流用などによって実質全てのサービスが止まっています。

2018年maneoマーケット社はグリーンインフラレンディングという業者への融資として最大14%という高金利のもと130億円もの資金を集めました。

ところが太陽光発電やスリランカでの水力発電事業としていた融資目的は、実はグループ会社内での増資など異なる目的に使われていたことが発覚しました。

さらに自己資金と投資家からの出資金を区別せず同一の口座で使用するなどずさんな状態も露わになり、10億円以上の流用も発覚しました。

結果maneoマーケット社には行政処分勧告が出され、分配や返済も含めて全てが止まり投資資金の返らない事態となりました。

まとめ

高い金利や手間がかからないなどメリットも多いソーシャルレンディングですが、資金が回収できないデフォルトは大きなリスクです。

投資家ができるデフォルト対策としてサービス会社の過去実績を調べること、担保や保証がついたファンドかチェックすること、短期運用を組み込むことなどが有効でしょう。

実際にデフォルトが起きたことのないサービス会社もあります。

またデフォルトよりも危険な事業者リスクにも気を付けましょう。

しっかりと調べた上でおすすめしているサービス会社を確認してみてはいかがでしょうか。

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不動産テックラボ編集部

不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。