高い利回りが魅力で手間もかからないソーシャルレンディング投資が非常に人気です。

投資家の数もサービス会社の数も増え続けていますし、年々業界の規模も拡大しています。

しかしソーシャルレンディング業界はまだ歴史が浅く、過去にはサービス会社が行政処分を受けて消滅し投資金が戻らないケースや、裁判にまで発展した事件もありました。

ソーシャルレンディング投資で最も大きなリスクの1つが事業者リスクといえるでしょう。

ここでは2018年に起きたmaneoマーケット社の事案をもとに、ソーシャルレンディングを成功させるために選んではいけないサービス会社の特徴をお伝えします。

参考にしてみてください。

関連記事⇨ソーシャルレンディングおすすめ比較ランキング10選2020

maneo事件とは?全貌をわかりやすく紹介

ソーシャルレンディング界隈における事件として最大級のものは、みんなのクレジット事件と、このmaneoマーケット社でしょう。

2018年当時ソーシャルレンディング業界においてmaneoマーケット社は最大手でした。

規模も実績も群を抜いており、最も資金も人気も集めていた事業者です。

このmaneoマーケット社は、グリーンインフラレンディングという運営業者への融資ファンドとして、最大14%という高金利で約130億円もの資金を投資家から集めます。

融資目的は、北海道の太陽光発電やスリランカでの水力発電事業などとしていました。

ところが実態は、投資家から集めた資金はグループ会社内での増資など異なる目的に使われていることが発覚したのです。

結果的に10億円以上の資金が流用されていることも判明します。

さらには会社の自己資金と投資家から集めた出資金を区別せず、同一の口座で使用しているなどずさんな状態も明るみに出ます。

このような状態が露わになりmaneoマーケット社には行政処分勧告が出されました。

その後maneoマーケット社は実質機能を停止し、ファンドの募集は行わず分配や返済も止まり、今でも資金は返ってこない事態となっています。

2020年9月現在のmaneo

2020年9月現在、maneoマーケット社のサービスは実質全て停止しています。

過去のファンドについて返金遅延などの情報は載っていますが、まともな運営は止まっているといえるでしょう。

グリーンインフラレンディングに投資した個人と法人から集団訴訟も起こされています。

maneo事件は防げたのか?

 

今でもWeb上にはmaneoを一番おすすめのソーシャルレンディング会社として紹介している記事や、業界最大手、最も安心、などと書かれた記事で溢れています。

2018年当時だけではなく、2019年や2020年頭に書かれた記事でもmaneoのおすすめ記事は見つけられます。

それほどまでに実績や影響力としてソーシャルレンディング業界では抜きん出ていたのは事実です。

maneoファミリーという10社以上のグループまで存在しました。

この点も踏まえると、投資家が限られた情報の中で明確に危ないと回避できたとはいえないと思います。

記載そのものが虚偽であってはどうにもできませんよね。

ただし、この事件ではmaneoに管理責任等はありますが、実際に資金の流用などを行ったのはグリーンインフラレンディングという運営業者です。

maneoの他のファンドでは正常な運用もあったでしょう。

そのため異様に高い金利や入金キャンペーンなどに不信感を持って投資しなかった人もいましたし、対策はできたのではないでしょうか。

今では法律も変わり融資先の透明性も出ましたし、同様の投資ミスを減らせることはできるでしょう。

maneo事件から学ぶ選んではいけないソーシャルレンディングの特徴3選

maneo事件から学ぶことで選んではいけないソーシャルレンディングの特徴を確認しましょう。

選んではいけないソーシャルレンディングの特徴1過去に不正を行っている

サービス会社が過去に不正を行っていないかは注意が必要です。

当たり前のように聞こえますが、不正といっても裁判にまで発展したみんなのクレジットやmaneoのようなケースだけでなく、架空のファンドで資金を集めてデフォルトしたことにして返金しない手口など、他にも行政処分を受けた運営会社もあります。

社名を変更して営業再開している業者もありますし、わざわざ過去の不正をホームページに載せるとは思えないですよね。

虚偽記載などは別物とはいえある程度投資は自己責任でもあります。

サービス会社選びは注意する必要があるでしょう。

選んではいけないソーシャルレンディングの特徴2 他社と比べても高すぎる金利

他社と比べてもなぜか金利が高すぎる場合は気を付けるべきでしょう。

ソーシャルレンディングは一般的にはハイリスクハイリターンの投資であり、例えば途上国のニッチな事業支援ファンドなどは10%以上の金利も可能ではあります。

その分リスクも高まりますが、過去のデフォルト実績も載せた上で募集しているサービス会社には何の問題もないでしょう。

一方で理由がよくわからず高い金利で集めようとしているサービス会社には注意が必要です。

過去には12%から14%の高金利で一気に資金を集めた企業が不正を働くなどの事例があり、みんなのクレジット事件では1年足らずで40億円以上を集めましたがそのうち31億円は返金されませんでした。

単に高金利にとびつくことはおすすめしません。

選んではいけないソーシャルレンディングの特徴3 頻繁な入金キャンペーン

頻繁な入金キャンペーンにも気を付けるべきです。

ある程度の広告や販売促進はもちろん必要ですが、できたばかりのサービス会社が無謀とも言える高金利のキャッシュバックキャンペーンで資金を集めようとするのは様子を見るべきではないでしょうか。

短期間で大量の資金を集めるのが常套手段です。

また過去に様々なトラブルや問題を起こしているようなブロガーが、突然個別の会社をおすすめし出すのも危険といえるでしょう。

場合によっては友達紹介キャンペーンなどで自分自身が友人を巻き込んでしまうケースもあります。

キャンペーンではなくあくまで通常のソーシャルレンディング投資で勝つことを目的にしましょう。

安全性の高いおすすめのソーシャルレンディング3選

過去の事件やリスクの高いソーシャルレンディングの特徴をふまえて、安全性という点でおすすめできるソーシャルレンディングサービスを紹介します。

安全性の高いおすすめのソーシャルレンディング①funds(ファンズ)

funds(ファンズ)は安全性を最重視する方におすすめできます。

事業者リスクについて、funds(ファンズ)はあくまで資金を募集する会社に徹し、ファンド組成企業は資本関係のない企業となります。

この独立性により過去の事件のような資金流用などが起きる確率ははるかに下がるでしょう。

さらにfunds(ファンズ) は他のソーシャルレンディングと異なり上場企業のみに融資するのが特徴です。

中小零細企業に高金利で融資するハイリスクハイリターンが一般のソーシャルレンディングですが、funds(ファンズ)は上場企業だけに絞っているため安定性は更に増します。

実際に過去に元本割れもありません。

リスクが低いため金利は低いですが、事業者リスクもデフォルトリスクも可能な限り減らしたい方には最適でしょう。

ファンズ株式会社の会社概要

funds(ファンズ)はファンズ株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。

サービスはリリースされたばかりで会社も取り組みも新しいですが、資本金は4億円以上確保し、大手広告代理店や金融系企業が出資をしているため安定性も問題ないのではないでしょうか。

会社名

ファンズ株式会社
(旧社名 株式会社クラウドポート)

設立日

2016年11月1日

資本金

415,000千円

本社住所

〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル7階

funds(ファンズ)の評判・口コミはこちら⇨

funds(ファンズ)の公式サイトはこちら⇨

安全性の高いおすすめのソーシャルレンディング②SBIソーシャルレンディング

SBIソーシャルレンディングは業界で最も人気のある1社といえるでしょう。

事業者リスクについてはSBIグループの安心感があり、実際に多くのソーシャルレンディング会社が不正を働き消えていった時代でもここまで生き残ってきました。

ファンド数や過去の実績も豊富で総合力も高いサービスです。

金利が毎月分配という点もメリットでしょう。

扱ってきたファンド数が多い故でもありますが過去にデフォルトが発生したことはありました。

その際は真摯な対応が投資家からの高評価を得ましたし、デフォルトを起こした種類のサービスは終了させました。

信頼度含めて非常におすすめできるサービス会社です。

SBIソーシャルレンディング株式会社の運営会社情報

SBIソーシャルレンディングはSBIソーシャルレンディング株式会社の運営サービスです。

投資において知名度と実績に申し分ないSBIグループが運営しています。

2008年に設立してから数々のソーシャルレンディング会社が消えていった中でも生き残っている実績があります

安心度は抜群といえるでしょう。

会社名

SBIソーシャルレンディング株式会社

設立日

2008年1月24日

資本金

1,000万円

本社住所

東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー

SBIソーシャルレンディングの公式サイトはこちら⇨

SBIソーシャルレンディングの評判・口コミはこちら⇨

安全性の高いおすすめのソーシャルレンディング③LENDEX(レンデックス)

事業者リスクも今のところなくデフォルトも過去にゼロで、かつ高金利を実現しているLENDEX(レンデックス)もおすすめできるでしょう。

ソーシャルレンディング業界でも高い6%から10%という金利のため2019年頃は不安視する記事もありましたが、当時のファンドも無事償還されており信頼度は上がっています。

特徴は半年ほどの短期運用ファンドが多いためリスク対策にもなっています。

また担保や保証が付いているファンドも多いです。

安全性だけでなく総合的にも優れたソーシャルレンディングといえるでしょう。

株式会社LENDEX(レンデックス)の会社概要

LENDEX(レンデックス)は株式会社LENDEX(レンデックス)が運営するソーシャルレンディングです。

ソーシャルレンディングを専門とする会社のため従業員数など会社の規模は小さいですが、過去実績も豊富で順調に成長しているため安定性もあるといえます。

会社名

株式会社LENDEX(レンデックス)

設立日

2000年8月1日

資本金

144,000,000円

従業員数

8名

本社住所

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷二丁目1番11号 郁文堂青山通りビル5階

LENDEXの公式サイトはこちら⇨

LENDEXの口コミ・評判はこちら⇨

まとめ

人気が高まり続けるソーシャルレンディングですが、過去にはいくつもの不正や事件もありました。

maneo関連では結果として10億円以上が流用され集団訴訟にまでなりました。

実績も規模も断トツの最大手で起きたケースだけに大変な衝撃でした。

資金が戻らない方は今でも不安でしょう。

このことからも事業者リスクは非常に注意すべき点であり、過去に不正を行っていないか、無謀な高金利や入金促進キャンペーンではないかなど、しっかりと確認することが重要です。

きちんとリスク対策をすればソーシャルレンディングは賢い投資にもなります。

ここでおすすめしている安全性の高いサービス会社などを見てみてはいかがでしょうか。

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不動産テックラボ編集部

不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。