今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、建設・メンテナンス業向けDXサービス「SPIDERPLUS」を運営しているスパイダープラス株式会社様です。

図面データの取り込みや整理、施工写真の撮影や共有をはじめ、帳票作成や検査の記録まで、建築・メンテナンス現場の仕事に関わる機能を豊富に備えています。

現場の効率化にお悩みのすべての方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。

1,400社以上が導入する「SPIDERPLUS」の公式サイトはこちら⇒

スパイダープラス株式会社様へのインタビュー内容を紹介します

それでは早速、「スパイダープラス株式会社様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、SPIDERPLUSの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」

SPIDERPLUSは、図面データを土台とし、現場監督が行なう施工写真の撮影から共有、帳票作成、検査の実施や記録、その帳票などをタブレットの中にひとまとめにした、建設DXのサービスです。

2022年9月末時点で1,400社超、約56,000ユーザーに導入されています。

Q2.「次にSPIDERPLUSをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」

スパイダープラス株式会社は、もともと保温断熱工事の請負業をしていました。

代表の伊藤が自らの現場経験をもとに、「建設業の仕事はなぜこんなにも世間のデジタル化から離れているのか」と感じたことがきっかけとなり、自らの仕事をデジタルの力でラクにするために開発が始まりました。

2011年9月より提供が始まり、以後顧客企業の監修のもと専門的な機能開発が続いて現在に至ります。

Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際のSPIDERPLUSの強み・優位性を教えてください。」

SPIDERPLUSの強みはサービスそのものと、それを生み出す組織が現場起点であるという一点につきます。

自らが建設業であったことから、実際にサービスを手にして現場で使っていく顧客の皆様と課題意識を同じくすることができ、お声を聞いてサービス開発に昇華させることが可能です。

2011年からサービス提供をしてきたというサービス開始の早さや、それに伴う機能開発の先行性も、結局のところは「現場起点」が核となっています。

現場は、スパイダープラスという会社にとって大切なアイデンティティですらあるのです。

Q4.「図面の管理や出力に関する機能が充実していますね。図面を取り込む作業も簡単に行えますか?」

簡単です。

図面管理に限らず、SPIDERPLUSは直感的な操作性も大きな特徴になっています。

代表の伊藤は現場出身であり、IT開発の専門家ではなく、サービス開発にあたっての口癖は「オレでもわかるようにしろ」というものです。

こうした背景のもと、実際に現場にお邪魔した際「SPIDERPLUSはすごく簡単なんだ!」とユーザーの方からお声を頂くことも珍しくありません。

Q5.「オプション機能の充実など、顧客の要望に丁寧に耳を傾けて実現されています。今後追加予定の機能などがあれば教えてください。」

SPIDERPLUSは22年8月より、サービス提供以来初となるシステムのフルリニューアルを行ないました。

2011年から提供している「現行版」をお使いの方が、将来的にリニューアルしたものに移行することを鑑み、UIUXの改良を行なっています。

突然すべてが変わってしまうと使い方を覚えるための手間が発生してしまいますが、そうならないよう、ステルス改良とでもいうものが行なわれています(※具体的な例はこちら)。

リニューアル版においても、順次機能の開発を進めています。

Q6.「デジタル化に不安を抱える現場も多いと思います。導入時にはサポートを受けられますか?」

導入したIDについて、使いこなせるようになるまで徹底的にサポートすることを大切にしていて、ユーザーサポート、勉強会、ポータルサイトの3軸でサポートの仕組みを用意しています。

現場でのご利用中ならば、サポートセンターにお電話などでお問い合わせ可能です。

また、現場に社員が出向いて勉強会を行なうことも珍しくありません。

22年夏からはユーザー向けのポータルサイトも始まり、時間や場所の制約を受けずともセルフサービス型でノウハウを得られるようになっています。

Q7.「スパイダープラス株式会社としての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」

SPIDERPLUSが現場にあることを、当たり前の世の中にすることです。

SPIDERPLUSがサービスを提供し始めた頃は、現場の仕事は紙図面で行なうのが当たり前で、全く売れない時代も経験しました。

世の中の流れとともに現場のデジタル活用も広がり、ここ2〜3年は「入社したときから現場の仕事をSPIDERPLUSでしかしたことがない」というお客様にお会いすることも増えました。

こうした積み重ねを経て、次は現場にはSPIDERPLUSがあって、活用されているのなんて当たり前という世の中にすることを目指しています。

Q8.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」

住むところや仕事をしているオフィスの入ったビル、お店、駅や道路、空港、キラキラした人気のスポットまで、あらゆるものが建設業の仕事によってできています。

そんな建設業ですが、就業者の高齢化や新たな入職者の減少による現場の人手不足が深刻なことに加え、2024年4月からは働き方改革関連法が適用され、残業時間に上限や罰則規定が設けられるため、デジタル活用によって現場の生産性を高くしていくことが急務になっています。

近年は建設業以外とも広く手を携えて、業務効率を上げるための取り組みをご一緒しています。

建設業を良くすることは、世の中、そしてそこで生きる一人ひとりの生活をも良くすることに直結します。

私たちはそうした考えのもと、現場起点の事業提供を続けてまいりたいと考えています。

スパイダープラス株式会社の会社情報

会社名 スパイダープラス株式会社
所在地 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー27階
代表取締役社長 伊藤 謙自
公式サイトURL https://spiderplus.co.jp/

最後に

今回は、「SPIDERPLUS」を提供しているスパイダープラス株式会社様のインタビュー記事を紹介しました。

現場経験を基にした徹底した現場目線と、それがサービスに生かされていく様子が非常に印象的でしたね。

これからも現場の声に耳を傾け、進化を続けながら、さらに多くの現場をサポートしてくれることでしょう。

今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからSPIDERPLUSの公式サイトをチェックしてみてください。

SPIDERPLUSの公式サイトはこちら⇒

スパイダープラス株式会社様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!