今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、1口1万円から投資できる不動産クラウドファンディング「トーセイ不動産クラウド」を運営しているトーセイ株式会社様です。

不動産クラウドファンディングには現在20以上のサービスが存在しますが、東証一部上場企業が運営するサービスは貴重で、首都圏エリアの中小規模物件に安心して投資できます。

不動産投資に興味をお持ちの方に、ぜひチェックしていただきたいインタビューです。

東証一部上場企業が運営する「トーセイ不動産クラウド」の公式サイトはこちら⇒

トーセイ株式会社様へのインタビュー内容を紹介します

それでは早速、「トーセイ株式会社様」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1.「今回はインタビューのお時間をいただきありがとうございます。まず、トーセイ不動産クラウドの概要について、簡単に教えていただけますでしょうか?」

東証一部上場の総合不動産会社であるトーセイが2020年6月に開始した、不動産クラウドファンディングのサービスです。

手数料無料かつオンライン上の手続きだけで、1口1万円から簡単に不動産投資を始めていただけます。

投資対象は、東京を中心とした首都圏エリアの中小規模物件がメインです。

創業以来事業エリアを首都圏に特化して、不動産再生に取り組んできたトーセイが、プロとしての目利き力を活かした運用を行います。

なお、トーセイ不動産クラウドのクラウドファンディングは、一般投資家の皆さまから小口の資金を集めて不動産を取得・運用し、その運用益を分配するものであり、投資家から資金を集めて事業会社に融資を行うソーシャルレンディングとは異なります。

Q2.「次にトーセイ不動産クラウドをスタートしたきっかけ・経緯を教えていただけますか?」

不動産投資は、個人投資家の皆さまにとって興味はあるものの、不動産に関する総合的な知識や運用ノウハウが不足していることに加え、不動産そのものが高額であることから、なかなか個人で投資を決断するには至らず、不動産分野に精通した機関投資家、いわゆるプロ投資家や、一部の富裕層のみに開かれた投資マーケットでした。

しかし、2017年の不動産特定共同事業法の改正により、プロではない一般投資家の皆さまが、インターネットを利用して少額から投資参加できる法制度が整備されました。

これをきっかけに、当社は、長年培ってきた中古不動産の再生投資のノウハウと、不動産ファンド運用の経験を活かして、個人投資家の皆さまの資産形成に資するべく、不動産クラウドファンディング事業を立ち上げました。

Q3.「ここからは具体的な質問に入っていきたいと思います。競合サービスと比較した際のトーセイ不動産クラウドの強み・優位性を教えてください。」

まず、トーセイ不動産クラウドでは、倒産隔離型と呼ばれるファンド形態をとっています。

これは、スポンサー会社であるトーセイとは資本関係のない独立したSPCが対象不動産を保有する形式をとるもので、万が一トーセイが倒産した場合でも、対象不動産は法的な清算手続きの対象となりません。

そのため、投資家の皆さまには、スポンサー会社の財務状況などの信用リスクを懸念することなく、安心して投資していただくことができます。

また、トーセイ不動産クラウドでは、投資家の皆さまからの出資の他に銀行借入も利用して資金調達を行うスキームも採用しています。

これにより、レバレッジ効果と言うのですが、投資家の皆さまからの出資に対する利益率を高めることができます。

最後に、これはトーセイとしての強みですが、あらゆる不動産シーンで幅広く事業を行ってきた当社が培ってきた、長年の経験と実績によるプロとしての不動産運用ノウハウには自信を持っています。

Q4.「不動産投資型のクラウドファンディングは20社以上ありますが、東証一部上場企業が運営しているサービスは珍しいです。上場企業ならではのメリットはありますか?」

当社は、東証一部上場会社として、各種情報開示や財務・会計・ガバナンス体制の整備維持など、厳しい規制に基づく社会的責任を果たしております。

スポンサー企業たるトーセイが、厳しいコンプライアンス体制の下、しっかりとした経営基盤を有していることにより、トーセイ不動産クラウドにて投資される皆さまは、純粋に不動産の有する価値とリスクに着目して投資判断をしていただけるものと考えております。

Q5.「3年ほどの長期で利回りの高い投資ができます。今後も短期よりは長期のファンドを組成していく予定でしょうか?」

トーセイ本社ビル

トーセイ不動産クラウドでは、安定的な運用を実現するための期間として、原則、運用期間を3年とさせていただいております。

しかしながら当社は、長年にわたって培ってきた不動産に対する目利き力に加え、多岐にわたる売買ネットワークを活かし、マーケット動向を見ながら、好機と判断した場合にはタイミングを逃さず物件を売却し、その売却益を投資家の皆さまに配当いたします。

そのため、配当利回りや投資倍率等、想定の運用益を実現できると判断した場合には、短期、つまり期限前での売却・償還を行っていく予定です。

Q6.「安全性や利回りの高さからファンドが募集されれば大人気になると思います。ファンドの組成を増やすなどの予定はありますか?」

トーセイ不動産クラウドでは今後、2か月から3か月に1本のペースでファンド組成を行っていく予定です。

投資家の皆さまにとって、運用中ファンドの期中配当や運用を終えたファンドの回収元本を次号ファンドへ再投資いただくことで、運用資金効率の向上に資するプラットフォームとなることを目指しております。

Q7.「TREC3号の組成準備が開始されたとあります。現時点での特徴や魅力を教えてください。」

はい、現在鋭意準備を進めております。

TREC3号では、2021年9月にトーセイグループに加わったプリンセスグループが保有する、東京都心部の築浅区分収益マンション等を投資対象としてファンドを組成する予定です。

複数の住戸をひとつのファンドに同時に組み入れて運用するので、投資家の皆さまには、安定した賃料収入に加え、投資用マンションや居住用マンションとして売却することによる売却益も手にしていただくことが可能となります。

さらに今回は、多くの皆さまからご要望のあった優先劣後構造を採用する予定です。

これは、倒産隔離機能を保ちつつ、投資家の皆さまに出資いただく優先出資部分の元本の安全性を高める効果がございます。

Q8.「不動産投資クラウドファンディング業界において、どのようなポジションを担いたいでしょうか?投資家に向けたアピールがあれば教えてください。」

トーセイの再生・開発ノウハウを集結した 「バリューアップラボ」

当社は流動性が高い「東京経済圏」エリアを中心に、不動産再生事業ならびに不動産ファンド・コンサルティング事業において強みと実績があります。

東京は世界的に見ても不動産の流動性が高いエリアであり、1980年代のバブル期に建築された築20年~30年程度の価値の低下した不動産も多く存在しており、豊富な再生ストックマーケットがあります。

トーセイ不動産クラウドでは、そのような物件を割安で取得した上で再生し、再度市場への売却を出口として、安定的な期中収益と売却益を狙える商品を供給していく考えです。

もちろん、不動産市況が悪化した場合には売却損が生じるリスクはありますが、優先劣後構造を採用し、トーセイや他機関投資家等の劣後出資者が一定の範囲までの損失を優先負担するなど、投資リスクを抑える仕組みを構築し、投資家の皆さまが安心して投資できる環境を提供してまいります。

Q9.「トーセイ株式会社としての、将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」

2009年4月に「トーセイグループエコ宣言」を制定し、ESG方針をはじめ、環境分野への取組目標を掲げております。

トーセイ不動産クラウドにおいても、当社経営方針や目標に基づき、運用不動産における自然エネルギー由来電力やLED照明への切り替え、バリューアップ再生によるマンションの緑地化、二酸化炭素排出量削減に取り組み、投資家の皆さまが不動産投資を通じて環境投資と未来への社会インフラ投資を実現できるプラットフォームを提供してまいります。

また、ブロックチェーン技術を利用したST(セキュリティトークン)をはじめ、不動産という実物資産を裏付けとした新たな投資商品の研究開発も行っていきたいと考えております。

Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」

クラウドファンディング事業部のメンバー

投資家の皆さまに、信頼するに足るパートナーとして当社を選んでいただくべく、メンバー一同大切に皆さまの資産を運用してまいりたいと考えます。

今後とも多くの方のご期待に沿える魅力的な商品をご提供できるよう、日々構想を練っております。

情報は随時ホームページで公開していきますので、ぜひチェックしていただければと思います。

トーセイ株式会社の会社情報

会社名 トーセイ株式会社
所在地 東京都港区芝浦四丁目5番4号 田町トーセイビル
代表取締役社長 山口 誠一郎
公式サイトURL https://www.toseicorp.co.jp/

最後に

今回は、「トーセイ不動産クラウド」を提供しているトーセイ株式会社様のインタビュー記事を紹介しました。

東証一部上場企業として長年培ってきたノウハウに加えて、倒産隔離型ファンドや優先劣後方式でさらに安心を高めているのはとても魅力的ですね。

今後はファンド組成のペースを早めていく予定とのことなので、投資できる機会も増えそうです。

今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記のリンクからトーセイ不動産クラウドの公式サイトをチェックしてみてください。

トーセイ不動産クラウドの公式サイトはこちら⇒

トーセイ株式会社様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!