「サクソバンク証券の利用を検討しているけど、実際のところどうなんだろう?」

「実際に利用した人の声を聞いた上で、利用するか判断したい!」

など、サクソバンク証券を利用するか検討する際、このような疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

編集部がサクソバンク証券のメリット・デメリットについて詳しく紹介していきます。

また、利用者の評判や口コミ、手数料についても紹介していくので、利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

サクソバンク証券の評判・口コミ

サクソバンク証券は信頼性を評価する口コミが多く、取り扱う商品の豊富さで人気を博しています。

今回はさまざまな口コミの中から次の3つ紹介していきます。

サクソバンク証券の評判・口コミ①

サクソバンク証券の評判・口コミ②

サクソバンク証券の評判・口コミ③

サクソバンク証券の「米国株」メリット・デメリット

サクソバンク証券は欧州銀行系オンライン証券会社として、以下のように多彩な金融商品を取り扱っています。

  • 外国株式
  • FX
  • CFD
  • 先物
  • 外国株式オプション
  • FX・貴金属オプション
  • ETF

まずはその中からサクソバンク証券の主力である外国株式のうち「米国株」から紹介していきます。

サクソバンク証券の米国株のメリット・特徴

外国株式全体で業界最多水準、11,000銘柄以上の外国株式を提供するサクソバンク証券。

米国株としても取り扱い数6,000銘柄以上というその圧倒的なボリュームが大きな魅力です。

さらにサクソバンク証券は国内で唯一、米国株式の配当金再投資(DRIP。保有株式の配当金を自動的に再投資する仕組み)を提供しています。

米国株への長期投資を考えている人にとって、税引き後の配当金が自動で保有株式の買い増しに充当される便利なサービスです。

サクソバンク証券の米国株のデメリット・注意点

サクソバンク証券では、米国株の取引手数料が一律固定の取引金額×0.33%で設定されています。

これはNASDAQ、NYSE American、ニューヨーク証券取引所のいずれも違いはなく、全て同じ取引金額×0.33%です。

他の証券会社では最低額の設定や一部ETFについて手数料無料などがありますが、サクソバンク証券はそうした設定がありません。

唯一、上限手数料として19.8米ドルという数字のみが設けられています。

サクソバンク証券の米国株の公式サイトはこちら⇒

サクソバンク証券の「FX」メリット・デメリット

続いて、サクソバンク証券の「FX」について紹介していきます。

サクソバンク証券のFXのメリット・特徴

サクソバンク証券は取引ツールの使い勝手がとてもいいことで評判です。

その一つである自社製の取引ツール「SaxoTraderGO」は、直感的な操作ができるシンプルな画面構成などが評価され世界中で数々の受賞歴を誇ります。

また、このSaxoTraderGO内で自動分析ツール「オートチャーティスト」を無料で利用できるのもサクソバンク証券のポイント。

最新のアルゴリズムが銘柄の値動きを常時モニターし、取引タイミングをシグナルとしてアラート通知してくれる取引支援ツールです。

そのほか、150種類以上と種類豊富に通貨ペアを取り扱っている点も大きなメリットでしょう。

サクソバンク証券のFXのデメリット・注意点

サクソバンク証券のFXで注意しなければならないのは、FX取引の通貨単位が5,000からという点です。

一般的な国内の証券会社は1,000・10,000通貨単位から取引できることが多く、初めてサクソバンク証券を利用する人は困惑してしまいます。

特に、1,000通貨単位以下の少額運用を求めている場合はデメリットに感じやすいかもしれません

サクソバンク証券のFXの公式サイトはこちら⇒

サクソバンク証券の「CFD」メリット・デメリット

最後にサクソバンク証券の「CFD」のメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。

サクソバンク証券のCFDのメリット・特徴

サクソバンク証券のCFDについても、やはりその豊富な銘柄数がメリットとなります

国内最多水準・約1,500銘柄の日本株CFDをはじめ、株価指数CFD、外国株式CFD、外国ETF/ETN CFDなど、合計約8,800銘柄に及びます。

手数料は銘柄によって異なるものの、株価指数CFDおよび商品CFDは取引手数料無料で提供されている点も見逃せません。

サクソバンク証券のCFDのデメリット・注意点

サクソバンク証券のCFDについては、独自の手数料がかかる点に注意が必要です。

株価指数CFDや商品CFDのうち限月あり(取引期限のある)CFDには、キャリングコストと呼ばれる費用が生じます。

これは文字通り建玉を翌日に持ち越した場合に発生するもので、原資産の取引証拠金や金利水準などによって変動します。

キャリングコストの手数料は銘柄によっても異なるため、保有しようとするCFDについて詳しく調べておく必要があるでしょう。

サクソバンク証券のCFDの公式サイトはこちら⇒

サクソバンク証券はおすすめできる?

結論から言うとサクソバンク証券はおすすめできます。

取扱商品の豊富さはもちろん、高性能なツールも他社にはない魅力だからです。

一方で配信される投資情報などが英語なので英語が不得意な人や、少額運用を想定している人にはハマらないかもしれません。

そのため、次のような人に向いている証券会社といえます。

  • 豊富な銘柄・通貨ペアで自由に取引したい人
  • 取引手数料無料の銘柄の中で取引したいものがある人
  • 安定したサーバーやサービス提供を受けたい人

こうした人には特にサクソバンク証券をおすすめしたいです。

サクソバンク証券を使う方法・料金

実際にサクソバンク証券を使うにはどのような手続きを踏むのか、また料金はどのくらいかかるのかを紹介します。

サクソバンク証券の利用方法

サクソバンク証券の利用には、具体的には次のような手順を踏みます。

  • 口座開設を申し込む
  • 口座開設完了通知が届く
  • 利用開始

まず、サクソバンク証券のホームページにある「いますぐ口座開設」というアイコンを探しましょう。

クリックしたら、指示にしたがって基本情報を入力していきます。

この際、本人確認用の書類としてマイナンバーカードまたは個人番号が確認できるものと本人証明ができる書類(運転免許証や保険証)が必要です。

書類をアップロードし、入力事項に間違いがなければ口座開設の申し込みは完了となります。

あとは、申し込み後およそ3日で本人限定郵便物として口座開設完了通知が到着。

通知書に記載されているユーザーIDでサクソバンク証券サイトにログインすれば利用を開始できます。

サクソバンク証券の料金

サクソバンク証券の口座開設は無料でできます!

口座維持手数料もかかりません。

利用開始後の取引手数料については次の金融商品別に費用が発生します。

  • 外国株式
  • CFD
  • 先物
  • FX
  • ETF/ETN

それぞれ詳しく紹介します。

外国株式の手数料

サクソバンク証券の外国株式手数料は次の通りです。

取引所

取引手数料

(1注文あたり)

最低取引手数料

(1注文あたり)

上限取引手数料

(1注文あたり)

NASDAQ 取引金額×0.33% 19.8米ドル
ニューヨーク証券引所 取引金額×0.33% 19.8米ドル
NYSE American 取引金額×0.33% 19.8米ドル
ロンドン証券取引所 取引金額×0.5% 8.0ポンド
NYSEユーロネクスト・パリ 取引金額×0.5% 12.0ユーロ

ストックコネクト

(上海・深セン)

取引金額×0.2% 40.0オフショア人民元 350オフショア人民元
香港取引所 取引金額×0.2% 40.0香港ドル 450香港ドル

サクソバンク証券の海外株式は大手競合よりも取引手数料や上限手数料が安く抑えられる傾向にあります。

CFDの手数料

サクソバンク証券のCFD手数料は次の通りです。

CFD銘柄

取引手数料

最低取引手数料

上限取引手数料

株価指数

無料

※スプレッドのみ

日本株式 取引金額×0.05%
米国株式・ETF/ETN 取引金額×0.165% 16.50米ドル
中国株式 取引金額×0.2% 40.0香港ドル
欧州株式・ETF/ETN 取引金額×0.25% 12ユーロ

先物の手数料

サクソバンク証券の先物にかかる手数料は次の通りです。

決済通貨 1ロットあたり
豪ドル 10.0豪ドル
ユーロ 6.0ユーロ
英ポンド 5.0英ポンド
米ドル 6.0米ドル

先物にかかる手数料はサクソバンク証券の提示レートで円転されるため、為替変動に注意しましょう。

円転とは外貨を円に交換することです。

FXの手数料

サクソバンクのFX手数料は全て無料です。

ただし、スプレッドといわれる実質的なコストがかかります。

スプレッドはFXに限らず外貨取引全般で発生する費用のことで、買う時と売る時の価格を別々に設定していることから発生します。

サクソバンク証券のスプレッドは変動性なため、一概にいくらといえるものではありません。

2023年9月時点では以下のようになっています。

主要通貨ペア スプレッド(2023年9月時点)
米ドル/円 0.3銭
ユーロ/円 0.5銭
英ポンド/円 1.2銭
豪ドル/円 0.7銭

ETF/ETNの手数料

サクソバンク証券のETF/ETNにかかる手数料は次の通りです。

取引所

取引手数料

(1注文あたり)

最低取引手数料

(1注文あたり)

上限取引手数料

(1注文あたり)

NASDAQ 取引金額×0.33% 19.8米ドル
ニューヨーク証券引所 取引金額×0.33% 19.8米ドル
NYSE American 取引金額×0.33% 19.8米ドル
ロンドン証券取引所 取引金額×0.5% 8.0ポンド
NYSEユーロネクスト・パリ 取引金額×0.5% 12.0ユーロ
香港取引所 取引金額×0.25% 40.0香港ドル 450香港ドル

サクソバンク証券では基本的にETF/ETNと外国株式の手数料は同じです。

外国株式同様に取引手数料はサクソバンク証券の提示レートで円転されます。

サクソバンク証券に関する疑問に答えます

サクソバンク証券に関する疑問について答えていきます。

サクソバンク証券は積立NISAができないって本当?

本当です。

積立NISAは2018年1月から開始された非課税制度ですが、その対象は国内株であり、サクソバンク証券では利用できません。

サクソバンク証券はNISAも取り扱っていない?

結論として、現在は取り扱っていません。

NISAは積立NISAと異なり、国内・外国取引どちらにも適用可能です。

しかしサービス上、サクソバンク証券はNISAを取り扱っておらず、利用できません。

ただし、今後利用できるようになる可能性は十分あります。

サクソバンク証券の会社情報

サクソバンク証券は金融庁より認可を受けた欧州銀行系オンライン証券会社として10年以上、日本で金融サービスを提供している企業です。

サクソバンクグループ全体としては欧州や中近東、日本を含むアジアの15ヵ国の各当局監督下で、世界180ヵ国85万人を超える顧客へ金融サービスを提供。

さらに欧州では120以上の銀行を含む機関投資家もプラットフォームを利用している実績があります。

サクソバンク証券の会社概要

サクソバンク証券の会社概要は次の通りです。

会社名 サクソバンク証券株式会社
事業所所在地 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー36F
電話番号 03-6701-4601
登録番号 第一種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第239号
設立 2006年4月
資本金 8億9千万円

まとめ

サクソバンク証券は外資系の証券会社であり、日本ではまだ浸透しきっていない企業かもしれません。

しかし、その実態は数多くの実績を持つ、非常に信頼性が高い証券会社です。

次のような独自のメリット・特徴を持っており、大手競合にも引けを取らない充実したサービスを受けられます。

  • 外国株式、FX、CFD、先物、オプション、ETFなど多彩に取り扱い
  • 銘柄・通貨ペアの種類が業界トップクラス
  • 取引ツールの使い勝手がとても良い

サクソバンク証券を利用するか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

【参考】
FXに興味がある全ての人に「今日から役立つFXの情報」を発信するメディア『WikiFX Japan