今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、不動産テックサービス「FANSHIP for Sumai」を運営している株式会社アイリッジ様です。

FANSHIP for Sumai」は、住宅メーカーとオーナーとのコミュニケーションの課題を、スマートフォンのアプリを活用することで解決できるCRMサービスです。

このサービスを利用することで、住宅メーカーは各オーナー用にカスタマイズしたアプリを低コストで構築できます。

具体的には、住宅メーカーから各種案内の送信ができるほか、オーナーからの問い合わせの受付も可能です。

住宅引き渡し後は、住宅メーカーからオーナーへのフォローが不十分で、オーナーの満足度を上げられない現状があります。しかし、関係性構築は非常に重要です。

その関係性構築を強化するために、大きな役割を果たしてくれるサービスが「FANSHIP for Sumai」であるといえるでしょう。

今回は、事前に質問を用意させていただき、「株式会社アイリッジ様」にインタビューをさせていただきました。

住宅メーカーの方や、不動産関係者の方はぜひ参考にしてみてください。

株式会社アイリッジの公式サイトはこちら⇨

株式会社アイリッジ様へのインタビュー内容を紹介します

それでは早速、「株式会社アイリッジ」へのインタビュー内容を紹介していきましょう。今回はリモートで、取締役の梅元様とプロジェクトリーダーの梶井様にインタビューさせていただきました。

Q1. FANSHIP for Sumaiの概要について簡単に教えてください。」

オーナー(住宅購入者)と住宅メーカー(ハウスメーカー・工務店)のコミュニケーションを最適化し生産性の向上に寄与する、住宅メーカー向け顧客管理サービスです。

住宅メーカーは自社専用アプリを低コスト・短納期で開発してオーナーに提供し、アプリを通じて建物の定期点検やイベントのご案内を送信したり、不具合や修繕・リフォームのご相談を受けたりできます。

ご入居後もスマホアプリを通じて緩やかに繋がることで、新築・リフォーム検討者の紹介促進をするとともに、オーナー向けの季刊誌やDMの送料を減らし、コスト削減にも寄与します。

住宅メーカーが手軽にスマホアプリを始められるように必要な機能がひと通り揃ったパッケージになっており、導入のハードルが低いことが特徴です。

FANSHIP for Sumaiで開発したアプリのイメージ】

Q2. FANSHIP for Sumaiをスタートしたきっかけ・経緯は何ですか?」

もともと私(梶井様)が大手情報メディア運営会社にいて、住宅領域の事業開発や住宅会社の広告販促責任者を担当してきました。

そして、その中での経験と各種調査から、下記の3つのことがわかってきたのです。

1.注文住宅領域での「業者を知るきっかけ」として、「知人からの紹介」が多いこと

平成30年度 住宅市場動向調査報告書(国土交通省 住宅局)より

2.入居後の定期点検サービスのご案内が遅れがちになり、コミュニケーションの機会ロス や(結果的に)不信感醸成につながっていること

3.オーナー向けコミュニケーションの多くが、季刊誌の発送やご紹介キャンペーンDMの送付など、郵送や電話を主軸とした高コストかつ非効率な取り組みとなっていること

これらの状況について各社のヒアリングを進めていく中で、地元密着・親戚づきあいを標榜する近藤建設様より「オーナー様からの紹介促進を強化したい」「生産性向上やDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい」とのオファーを頂きました。

そのことをきっかけに、近藤建設様をファーストパートナーに迎え、本格的にFANSHIP for Sumaiのプロダクト開発を進めていくことになりました。

Q3.「競合・類似サービスと比較した際の独自性などがあれば教えてください。」

一番のポイントは、弊社アイリッジが創業以来培ってきたアプリマーケティング機能です。

FANSHIP for Sumaiで構築したアプリでは、アイリッジのファン育成プラットフォーム・FANSHIPのデータ分析機能やPUSH通知などの機能が利用できます。

大手コンビニエンスストア様やメガバンクを始めとする全国50機関以上の金融機関様、鉄道会社各社様など名だたる企業のスマホアプリでご活用頂いているのと同じFANSHIPの技術を活用し、オーナー様との信頼関係を構築していくことができます。

例えば、ご入居日等から定期点検のご案内を遅滞なく自動配信できるようにすることができます。そのため、お住まいのエリアや築年数を絞ったセグメント配信によって、受け手に合わせたキャンペーンの実施をすることが可能です。

【管理画面のイメージ】

Q4.FANSHIP for Sumaiを利用することで、具体的にどういった問題や課題を解決できますか?」

ポイントは下記の3点です。

1.従来、担当者任せになっていたご入居後のオーナーとのやり取りを自動化することで、定期点検のご案内の遅れや漏れが減ること

2.オーナー向けのイベントのご案内などをアプリのPUSH通知で送れることで、従来のDM等に比べ、到達率高く※、しかもコストを抑えて実現できること

(※小売業界の実績では、メールマガジンの到達率の30-50倍の到達率)

3.オーナーから住宅会社への連絡窓口をアプリに絞ることで、不具合や修繕・リフォームの相談が簡単・確実にできること

Q5.FANSHIP for Sumaiをどういった人や会社に使って欲しいと考えていますか?」

WEBやSNSが普及し情報があふれる時代となっても、実際に暮らして初めて真価のわかる注文住宅の依頼先選びは、信頼できる「知人(既存オーナー)の紹介」が引き続き上位を占めると考えられます。

オーナー満足度のアップと紹介数のアップを検討している住宅会社(ハウスメーカー・工務店)様や、導入のハードルや運用の手間が理由でアプリに二の足を踏んでいた会社様にぜひ使って頂きたいですね。

Q6.「今後のFANSHIP for Sumaiの展望など、イメージしているものがあれば教えてください。」

まずは、第一弾としてご採用頂いた近藤建設様の取り組みにしっかりと伴走し、成果を創出することに努めていきたいと考えています。

成果を分けるポイントは、オーナーへのダウンロード促進と、コンテンツ配信の最適化と考えています。丁寧に進め成功事例を作ります。

また、賃貸住宅管理会社からのお問合せもいただいているため、展開を模索しているところです。

Q7.「株式会社アイリッジの社内にはどういった経歴の社員さんが在籍していますか?」

単体で100名強の会社となりますが、アイリッジがスマホアプリの開発・運用の事業がメインの為、スマホアプリの開発PMやエンジニアが多く在籍しています。

新規事業も積極的に行っており、梶井のような大手企業での事業開発や経営コンサルタントの経験者なども在籍しています。

Q8.「株式会社アイリッジとしての将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」

アイリッジのミッションは『Tech Tomorrow』。テクノロジーを活用して、わたしたちがつくった新しいサービスで、昨日よりも便利な生活を創ることです。FANSHIP for Sumaiも、そのミッションを実現するサービスのひとつだと考えています。

FANSHIP for Sumaiをより良いサービスに磨き上げ、普及することで、住宅業界をより便利で快適にしたいと思っています。

Q9.「不動産テック業界の将来性についての見解があれば教えてください。」

FANSHIP for Sumaiは、注文住宅領域以外にも賃貸管理領域へも拡大ができると考えています。

二つの領域に共通することは、「ファン育成が業績に大きく影響する」「人的リソースへの依存度が高く生産性向上が命題となっている」ことです。

その二つのテーマにぴたりと合うFANSHIP for Sumaiを通じて、業界の生産性向上に寄与していきたいと考えています。

Q10.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」

FANSHIP for Sumaiは、まだ生まれたばかりのサービスです。

これからサービスを磨き上げていきたいと考えていますので、開発・改善パートナー企業を募集しています。

パートナー企業様には、「現状を踏まえた機能改善を優先的に実施させていただくこと」「現場導入に際しての伴走サポート」をお約束します。

ぜひご連絡をお待ちしています。

株式会社アイリッジの会社情報

会社名

株式会社アイリッジ(iRidge, Inc.

所在地

106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 BPRプレイス神谷町9F/10F(受付:10F

設立

2008829

代表取締役社長

小田健太郎

資本金

1,067百万円(20203月末現在)

従業員数

100

公式サイトURL

https://iridge.jp/

最後に

今回は、住宅メーカーとオーナーをつなぐCRMサービスを運営している株式会社アイリッジ様のインタビュー記事を紹介しました。

住宅メーカーとオーナーの関係づくりの重要度に着目し、住宅引き渡し後もコミュニケーションがとれるアプリを低コストで導入できるのは魅力的です。

住宅メーカーは、既存オーナーの満足度を上げることが新規顧客の獲得にダイレクトにつながることが多いため、関係性構築が重要。オーナー側からも住宅メーカーとの関係性が構築できることで、住宅引き渡し後も問い合わせがしやすくなるのは大きなメリットです。

まさにWin-Winのサービスであるといえるでしょう。

また、コミュニケーションを紙からアプリに置き換えることでのコスト削減、生産性の向上に加え、顧客接点強化を実現できることは、住宅メーカー業界の革命ともいえるのではないでしょうか。

これからも「FANSHIP for Sumai」による、住宅メーカーへの「DX(デジタルトランスフォーメーション)支援」から目が離せません。

興味を持たれた方は、ぜひFANSHIP for Sumaiの公式情報をチェックしてみてください。

FANSHIP for Sumaiのページはこちら⇒

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不動産テックラボ編集部

不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。