今回不動産テックラボでインタビューをさせていただいたのは、不動産テックサービス「KEY STATION(キー・ステーション)」を運営しているKeeyls株式会社様です。

「KEY STATION(キー・ステーション)」は、無人でも24時間鍵の受け渡しを可能にするなど、「鍵」を起点した不動産オペレーションの課題を解決できるサービスです。

利便性だけではなく、不動産価値の向上や、「時間」や「場所」にとらわれない新しい生活スタイルを叶える、次世代のサービスとも言えます。

また、施設の予約管理なども可能なので、今後、施設運営をしている方の働き方を変えていくきっかけになる可能性も秘めています。

今回は、不動産テックラボで事前に質問を用意させていただき、「Keeyls株式会社様」にインタビューをさせていただきました。

不動産管理で課題を感じている方や、施設運営者の方もぜひチェックしてみてください。

KEY STATIONの公式サイトはこちら⇨

Keeyls株式会社様へのインタビュー内容を紹介します

↑KEY STATIONで無人フロント化を行なっている「ホテルBAMPKY」

それでは早速、Keeyls株式会社様へのインタビュー内容を紹介していきましょう。

Q1. 「KEY STATION(キー・ステーション)の概要について改めて簡単に教えてください。」

KEY STATIONは、不動産を無人で管理するための総合型リモート管理システムです。

具体的には、鍵の管理、予約管理、本人確認の機能を基本として組み合わせることにより、あらゆるタイプの不動産のリモート管理を実現します。

人にとって「鍵」は欠かせないものです。職場、家、ホテル、車、自転車など全てのモノに共通しているものが「鍵」です。

KEY STATIONは、その「鍵」を起点として、あらゆるモノをリモートで管理できる世界を提案し実現していきます。

またその結果として、ただ利便性が上がるだけではなく、不動産価値の向上や、「時間」や「場所」にとらわれない新しい生活スタイルの提案及び提供を行ってきたいと考えています。

<現在のKEY STATIONシステムの主な機能>

① 鍵の無人受け渡し管理

全国に設置されている専用のキーボックスを使って(またはその他スマートキー型のデバイスとの連携により)24時間鍵の受け渡し管理が可能(受け渡しのログがリアルタイムで管理可能)

② 施設予約管理

登録しているスペースや宿泊施設の予約受付管理が可能

③ リモート本人確認

キーステーション端末にあるタブレット経由で24時間コールセンターにビデオ通話が繋がり顔の確認も含めた本人確認が可能

Q2. 「KEY STATION(キー・ステーション)をスタートしたきっかけ・経緯は何ですか?」

もともとのきっかけは、Airbnbが日本に進出し民泊というものが注目され始めた頃(2014年頃)に、民泊の運営に際して、ゲストやクリーニング業者に対して24時間鍵の受け渡しを行えるサービスが必要と考えたことです。

ゲストに対しては、鍵の情報とともに、施設までの行き方、チェックインのガイド、部屋の使い方など、その他の情報も提供することができました。

Q3.「競合・類似サービスと比較した際の独自性などがあれば教えてください。」

<競合サービス>

KEY STATIONの競合サービスとして米国から進出したKey Caféが挙げられます。

Key Caféと比較した場合のKEY STATIONの独自性や優位性は以下の通りです。

① ステーション設置箇所の数的優位性

当該サービスは、利用可能なステーションの設置数が大変重要になってきます。

KEY STATIONはファミリーマートと提携をしており、全国のファミリーマートにステーションを設置することが可能です。

また現時点で約240箇所と設置数も圧倒的に多く、今後も急拡大していく予定となっております。

② 鍵の付け替えや利用場所の変更が自由にできること

KEY STATIONでは、不動産の内見で利用する場合などに向けて、鍵と利用場所を柔軟に変更ができるようになっています。

1つ使い放題プランで利用していれば、例えば今週は渋谷のファミリーマートに渋谷の内見用の部屋の鍵を設置、来週は別の部屋の内見のために世田谷のファミリーマートに新たな鍵を設置、というように利用することができます。

③ 用途に応じた料金プラン

Key Caféは基本的に都度利用による料金プランであるのに対して、KEY STAITONは月額と都度の両方を用意しています。

利用者によっては、月額で固定のスロットを利用する場合も多くありますし、利用頻度が多い場合には圧倒的に月額の方がお得になります。

<類似サービス>

Qrio Lock・Akerun・Bitkeyなどのアプリを使ったサービスも「鍵を開ける」という観点では類似サービスではありますが、実態のある「鍵」を管理するものではないため、KEY STATIONの競合サービスではないと考えています。

この類のアプリサービスは、利用可能な施設であれば、大変便利なサービスですが、現状はマンションのエントランスを開けるためにはICセンサーを一体化した鍵自体が必要であったり、スマートフォンの通信環境や充電状況の影響を受けてしまうなど、様々な制約があり、まだまだ浸透していくのに時間がかかる、もしくは浸透しないのではないか、という予想も立てています。

上記のような競合は、一見競合に見えますが、実は比較検討される機会は少ないです。

なぜなら、KEY STATIONは鍵の受渡しや本人確認が目的ではなく、不動産の利用者が予約をして利用するまでの流れを総合的にサポートする一連の連携したシステムなので、フィジカルなチェックインポイントを備えつつ、そこまで総合的にサポートしているサービスは他にはないと考えています。

Q4.「KEY STATION(キー・ステーション)を利用することで、具体的にどういった問題や課題を解決できますか?」

以下の課題に対して、KEY STATIONのサービスはソリューションを提供しています。

基本的には、どれも「時間」と「場所」の制限によって損なわれていた事業機会の獲得やコストの削減を行います。

<不動産管理会社・不動産仲介会社>

新型コロナの影響により、非対面で内見を済ませたいというお客様に対応したい →機会損失をなくしたい

会社の定休日にも、お客様の内見に対応したい(24時間365日) →機会損失をなくしたい

接客・内見立会いの営業スタッフを減らしたい、店舗施設の固定費を削減したい →人件費を削減したい

管理している部屋の鍵を保管・管理しておきたい →社員が自身でいつでも誰でも取り出すことができる

<ホテルなどの宿泊施設>

ホテルのフロントを無人化し、本人確認業務を24時間リモート化したい →人件費の削減

ホテルのチェックイン・チェックアウト対応を無人化したい →人件費の削減

<スペース有効活用>

→空いているスペースを、打ち合わせスペースやワークスペースなどとして貸し出したい

Q5.「 Keeyls株式会社にはどういった経歴の社員さんが在籍していますか?」

不動産投資ファンドマネージャー、建設会社経営者、会計士、トレーダー、システムエンジニア、元人材派遣会社社員、元飲食店店員など、社員の経歴は多様で、多彩なスキルや経験を持ったメンバーが集まっており、それぞれの強みをフルに活かして、KEY STATIONの開発・運営業務を行っています。

Q6.「 Keeyls株式会社としての将来的なビジョン・ゴールがあれば教えてください。」

当社が掲げているヴィジョンは「幸せのインフラを作ること」です。

時間や場所にとらわれない自由でストレスのないワークライフスタイルを実現するためのインフラを構築し提供していきます。

そのために、今は分散されている「働く場所」「泊まる場所」「遊ぶ場所」のそれぞれの距離を近くし、それぞれの人の価値観で自由な生き方を選択していけるような世界を作りたいと考えています。

Q7.「不動産テック業界の将来性についての見解があれば教えてください。」

不動産業界には古い慣習が多く残っており、「テック」に関しては最も遅れている業界の一つだと考えています。

しかしDX化の波は一足遅れて不動産業界にも今まさにやってきています。一度始まれば加速していくであろう流れの中で、KEY STATIONは大きな役割を果たしていきます。

まず始めに当社が手がけていく領域が、内見のリモート化(スマート化)です。

さらには、不動産管理・仲介会社が人を使って行ってきた、「内見予約管理」「部屋の鍵の管理」「内見の立会い」「重要事項説明」「契約締結」などの全ての業務フローを、自動化またはオンライン化し、KEY STATIONシステムによってこれらの業務をワンストップで支援できるサービスを提供していきます。

Q8.「最後にインタビュー記事の読者に向けて、一言お願いします!」

新型コロナの感染拡大が一つのきっかけとなり、これからはもっと自由なワークスタイル・ライフスタイルを求める人が増えていくと予想しています。

変わりゆく人々の価値観やニーズを予測し、当社サービスのあり方も迅速かつ柔軟に変えていきたいと思っています。

私たちと共にテクノロジーによって不動産業界を変えていきたいと思う、不動産管理会社及び仲介会社の方々など、ぜひ気軽に一度ご相談ください。

【Keeyls株式会社の会社情報】

会社名Keeyls株式会社
所在地東京都渋谷区渋谷1-7-5
設立2015年4月21日
代表取締役CEO大貫 功二
資本金78百万円(資本余剰金含む)
公式サイトURLhttps://keeyls.com/

最後に

今回は、鍵のシェアリングサービスを運営しているKeeyls株式会社様のインタビュー記事を紹介しました。

「幸せのインフラを作ること」というビジョンのもと、時間や場所にとらわれずに、それぞれの人の価値観を持って過ごせる世界を実現する、「鍵」のテックサービスの可能性や価値を実感できるインタビューだったように思います。

また、ホテルの受付や、貸会議室の管理、賃貸物件の内見と、幅広いシチュエーションでの人件費を削減できる点が、KEY STATIONの1番の魅力ではないでしょうか?

今回の記事で興味を持たれた不動産関係者の方は、ぜひ下記のリンクからKEY STATIONの公式サイトをチェックしてみてください。

KEY STATIONの公式サイトはこちら⇨

Keeyls株式会社様、今回はお忙しい中インタビューをお受けいただき、ありがとうございました!

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不動産テックラボ編集部

不動産業界の経験者やITなどに精通しているライターで構成されています。これまで、不動産×ITに関する100以上の商品やサービスを紹介してきました。不動産テックサービスの導入を検討している企業様や、不動産×ITに関する商品の利用を検討している個人の利用者様に向けて、出来るだけわかりやすく解説することを心がけています。