資産形成の王道である不動産投資において昨今は不動産投資クラウドファンディングが非常に人気です。

従来の不動産投資のように物件を直接購入するために大きな金額やローン、何か月という手間も必要なく、リスクやコスト、時間を抑えながら簡単に小口投資が始められる大きなメリットがあるためです。

一方で人気故に数多くのクラウドファンディングサービスが存在しているため、どんな違いがあるのか、何を基準にするべきか、気を付ける点は何かなど選ぶ際に悩む方も多いと思います。

実際、案件数や投資物件の種類、安全性を図る企業側の出資割合なども運営会社によって異なります。

そのためこの記事では2020年の最新版ランキングとしておすすめの不動産投資クラウドファンディングを徹底比較しご紹介いたします。

Contents

不動産投資クラウドファンディングの選び方のポイント4選を紹介!

ランキングを実際に紹介していく前に、数ある不動産投資クラウドファンディングを選ぶ際に押さえておきたい4つのポイントについて紹介していきます。

1. 投資案件の不動産情報が十分に記載されているか

不動産投資クラウドファンディングの特徴として、原則1つの案件で1つの不動産に投資をします。

これはREITなどの不動産投資信託と異なる点でより実際の不動産投資に近い仕組みと言えます。

そのため不要な不動産の運用をしなくてよいメリットがある反面、投資対象をしっかり調べる必要があります。

運営会社が投資対象を厳選した上で、案件ごとに分かりやすくかつ十分な情報が提示されているかはクラウドファンディングを選ぶ際に重要です。

2. 案件数と募集頻度は充実しているか

案件によって投資物件や期間、利回りは様々ですが、条件のよい案件はあっという間に埋まってしまい募集が終了します。

運用したいお金があっても投資できる案件が無い場合や、案件が限られていて比較ができない場合は非常に投資効率が悪くなってしまいます。

投資したい時に条件のよい案件を選べることで効率よく資産運用するためにも、案件数が充実していることは大事な判断基準です。

3. 不動産のバリエーションは豊富か

個別の物件に投資するメリットはその物件の強みを資産運用に活かせることです。

マンションなどの居住型で安定した利回りを狙うのか、ホテルなど景気に左右される物件にタイミングを見て高利回りを狙うのかなど、自分のポートフォリオや投資方針に合わせて物件を選べるのが魅力です。

他にも中古か新築か、保育園や学校などのプロジェクト、空き家のファンド化など多種多様な案件がある一方で、運営会社によっては中古マンションに特化しているなど性質が全く異なります。

そのため上記の不動産情報の充実や案件数に加えて、バリエーションも豊富であることが重要な判断基準になります。

4. 運用期間は短期か長期か

案件によっては3か月のみの運用もあれば3年以上の運用もあります。短期であればすぐに資金は回収できますが利息も限られます。

一方で長期であればしばらく資金を回収できない分利息は大きく付きます。

自身の投資戦略における不動産投資の位置づけや目的を明確にした上で、そこに適したサービスを選んだり、期間にもバリエーションがある運営会社を選ぶことをおすすめいたします。

2020年最新】不動産投資クラウドファンディングのおすすめ人気ランキング8選を徹底比較!

それではここから、おすすめの8つの不動産投資クラウドファンディング

  1. RIMPLE(リンプル)
  2. CREAL(クリアル)
  3. Joint α(ジョイントアルファ)
  4. SYLA FUNDING(シーラファンディング)
  5. Ownersbook(オーナーズブック)
  6. Fantas Funding(ファンタスファンディング)
  7. RENOSY クラウドファンディング
  8. Landnet FUNDING(ランドネットファンディング)

について、それぞれ紹介していきましょう。

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング①RIMPLE(リンプル)

東証一部上場企業のプロパティエージェント株式会社が運営しているクラウドファンディング。

収益物件の開発や販売、賃貸管理の不動産事業会社として上場しているため企業の安定性や案件の選択に強みがあり、不動産情報も網羅されている。

不動産投資クラウドファンディングでスタンダードとなっている「優先劣後方式()」により出資者の元本割れリスクを可能な限り抑えている(企業出資割合30%)

11万円からの少額投資ができ、セゾンカードで貯まる永久不滅ポイントを投資に回せるなどポイント投資も可能になっており、企業の安定性を活かした総合的に充実したサービスになっている。

クラウドファンディングへの参画は比較的新しい分今後の発展に期待。

:資産価格が下落した場合は運営企業(劣後出資者)が元本全額まで補填し、その分も超えた場合のみ個人(優先出資者)の元本が減るため安全性の高い運用が可能。

RIMPLE(リンプル)の運営会社情報

会社名

プロパティエージェント株式会社

設立日

平成1626

資本金

57,891万円

従業員数

111(20196月時点)

本社住所

163-1306 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー6F

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング②CREAL(クリアル)

株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営。

アセットマネジメントを主力の事業としておりクラウドファンディングサービスで運用資産残高トップ(300億円)

物件の選択も強みで配当遅延や元本割れは現時点でなし。

空室リスクに対してはマスターリース契約にて対策。

優先劣後方式も導入(企業出資10-20%)11万円からの少額投資が可能。

ファンド数が圧倒的に多くマンションやホテル以外にも保育園や学校の案件もあり幅広い投資を行える点が魅力。

CREAL(クリアル)の運営会社情報

会社名

株式会社ブリッジ・シー・キャピタル

設立日

2011511

資本金

100,000,000

従業員数

27

本社住所

104-0061東京都中央区銀座2-16-11 片帆ビル3

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング③Joint α(ジョイントアルファ)

不動産事業を軸に介護サービスや人材サービスも手掛ける穴吹興産株式会社が運営。

物件は大阪や京都、福岡や高松など地方にもあり、1-2か月に1つプロジェクトの募集があるため充実している。利回りは若干低い。

案件数から見て非常に期待できるが5月末までリニューアル中のため情報の充実はこれから期待。

Joint α(ジョイントアルファ)の運営会社情報

会社名

穴吹興産株式会社

設立日

昭和39525

資本金

755百万円

従業員数

410

本社住所

760-0028香川県高松市鍛冶屋町7-12

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング④SYLA FUNDING(シーラファンディング)

不動産売買や賃貸管理を手掛ける株式会社シーラが運営。優先劣後方式を導入し(企業出資割合は案件による)、安全性の高い運用が可能。

11万円からの少額投資も実施。基本的なサービスは揃っているが現在案件数はまだ少なく、期間も3か月のみと短い。

運営会社も比較的新しく今後の案件拡充を期待。

SYLA FUNDING(シーラファンディング)の運営会社情報

会社名

株式会社シーラ

設立日

2010929

資本金

15,000万円

従業員数

80

本社住所

東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエア7F

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング⑤Ownersbook(オーナーズブック)

不動産の仲介やコンサルティング、自社運用も営むロードスターキャピタル株式会社が運営。

案件数も非常に豊富で運用期間も2, 3年が多く長期での資産運用に適している。

11万円からの少額投資も実施。

利回りは若干低いが豊富な案件があるため自身に最適な投資が可能。他社では少ない長期運用ができるため長期投資家におすすめ。

Ownersbook(オーナーズブック)の運営会社情報

会社名

ロードスターキャピタル株式会社

設立日

2012314

資本金

142百万円

従業員数

68

本社住所

東京都中央区銀座1丁目106号 銀座ファーストビル2F

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング⑥Fantas Funding(ファンタスファンディング)

FANTAS technology 株式会社が運営。

優先劣後方式を導入(企業出資割合約20%)

11万円からの少額投資も実施。新築マンションに加え、再生した空き家のファンド化や中古ワンルームマンションのファンド化など案件数やバリエーションは充実している。

期間は1年未満のため短期で運用を繰り返したい人におすすめ。

Fantas Funding(ファンタスファンディング)の運営会社情報

会社名

FANTAS technology 株式会社

設立日

20102

資本金

1億円

従業員数

132

本社住所

150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-3-8 KDX恵比寿ビル5F

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング⑦RENOSY クラウドファンディング

株式会社GA technologiesが運営。

中古マンションに特化しているのが他のクラウドファンディングとの違い。運営会社の規模も他の運営会社より大きい。

予定分配率は4-8%11万円からの少額投資、優先劣後方式も導入(企業出資割合はプロジェクトによる)と業界のスタンダードは押さえている。

募集の10倍応募がある案件もある。3ヶ月から1年と運用期間は短いため短期に運用したい人向け。

RENOSY クラウドファンディングの運営会社情報

会社名

株式会社GA technologies

設立日

2013312

資本金

1168698450

従業員数

398

本社住所

東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 40F

不動産投資クラウドファンディングおすすめ人気ランキング⑧Landnet FUNDING(ランドネットファンディング)

株式会社ランドネットが運営。想定利回りは8%に設定、また優先劣後方式を導入し企業出資割合を30%に固定しているため安全性は高い。

他社より好条件を意識しているのが分かる。

ただし案件数が少なく、期間も3か月と短い。

運営企業の規模は他社より大きいためこれからの注力に期待。

Landnet FUNDING(ランドネットファンディング)の運営会社情報

会社名

株式会社ランドネット

設立日

平成11929

資本金

1億円

従業員数

403

本社住所

171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋 7

不動産投資クラウドファンディングのおすすめ人気ランキングを表でわかりやすく比較

ここまで、おすすめの不動産投資クラウドファンディング8選について紹介をしました。

改めて、8社の違いを5つの観点で整理しておきます。

 

安定度

物件数

情報の充実

物件種類

短期/長期

RIMPLE(リンプル)

短期

CREAL(クリアル)

短期/長期

Joint α(ジョイントアルファ)

短期

SYLA FUNDING(シーラファンディング)

短期

Ownersbook(オーナーズブック)

長期

Fantas Funding(ファンタスファンディング)

短期

RENOSY クラウドファンディング

△(中古マンション特化)

短期

Landnet FUNDINGランドネットファンディング)

短期

不動産投資クラウドファンディングの2つのリスク・デメリット

非常に魅力が多い不動産投資クラウドファンディングですが、もちろんリスクやデメリットも存在します。

ここでは、不動産投資クラウドファンディングの2つのリスク、

  1. 元本割れする可能性がある
  2. 運用中にお金を引き出せない場合がある

について紹介をしていきます。

1.元本割れする可能性がある

不動産投資クラウドファンディングは、少額から始められるものの、その実は不動産投資です。

投資した1万円が1万円よりもマイナスになる可能性は当然あるので、その点は理解した上で、余剰資金で投資することをおすすめします。

2.運用中にお金を引き出せない場合がある

不動産投資クラウドファンディングで運用中のお金は、当然自由に使うことができません。

もし、何かトラブルがあってまとまった必要なお金が必要な場合でも、すぐに不動産投資クラウドファンディングをキャンセルできないケースがあります。

1番目のリスクでも説明しましたが、生活費を切り崩してではなく、あくまでも余剰資金の範囲内で進めることをおすすめします。

【番外編】ソーシャルレンディングとは?不動産投資クラウドファンディングの違いは?

不動産投資クラウドファンディングと類似しているためよく混同されるものにソーシャルレンディングがあります。

「複数の投資家から集めた資金を企業に融資する」という点では同じため、厳密にはソーシャルレンディングはクラウドファンディングの一種とも言えます。

しかし、ビジネスモデル、収入源、安定性に違いがあります。

先ず、ソーシャルレンディングの運営会社は「第二種金融商品登録事業登録」と「貸金業登録」が必要になります。

これはインターネット上で資金を集めるためと、他者への貸付に必要な登録です。

一方で、不動産投資クラウドファンディングは集めた資金を他者への貸付ではなく物件を購入することに使い、そこから利益を分配することから、運営会社は投資家と「匿名組合契約」を結びます。

このようにビジネス形態が異なるため運営に関する法律や契約も異なります。

また、収入源が異なります。

ソーシャルレンディングは融資であり貸付金利が収入となります。

一方で不動産投資クラウドファンディングは不動産を運用した結果の家賃収入や売却益が収入となります。

そして、安定性が一番の違いです。

本編でも説明した通りクラウドファンディングは個別案件の情報開示が重要であり充実しています。

一方ソーシャルレンディングは融資先の情報がクラウドファンディングよりは十分ではないことが多く、返済が遅れるリスクや倒産のリスクも高まります。

そのため利回りは一般的にソーシャルレンディングの方が高いですが、安定性も含めた総合的には不動産投資クラウドファンディングの方をおすすめいたします。

まとめ

主要な不動産投資クラウドファンディングを徹底比較すると、出資者の安全性を高める優先劣後方式はどこも採用していること(運営会社の出資割合は10-30%)、11万円の少額投資を可能にしている点は共通でした。

しかし、扱う物件の種類や数は非常に差があり、長期運用か短期運用かも分かれています。

現時点で多くの不動産事業会社がクラウドファンディングについては発展途上であり、総合的に満足できて安心して投資ができるサービスは上記のようになるでしょう。

Webの発展に伴う新しいビジネスモデルのためこれからの注力と発展に期待いたします。

また、投資家の方々はぜひ複数のサービスに登録しておきより最適な案件を選べる状態にすることをおすすめいたします。